本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
デジタル印刷だけではなく、オフセット印刷もオンデマンド性がビジネス上のポイントになりつつある。
オフセットオンデマンドのセッションを企画してから(本来は企画前の方が良かったのだが)、印刷会社の経営者の方とオンデマンド需要について議論や相談することが多い。
オフセットオンデマンドというキーワードとはイメージは外れるかもしれないが、UVそれもハイブリッドUVやLED-UVを使用して環境に優しいオンデマンド性に優れた生産設備を揃えているところが多くなっている。関西方面のある会社などは、工場をオンデマンド化してしまい、インキジェットやトナータイプのデジタル印刷機+オフセットは100%UV印刷機にしている。クライアントへの説明には「オンデマンド工場」と銘打っている。インキジェットは注文数に応じての印刷、バージョナライズ、パーソナライズを推進し、オフセットも印刷後の無駄、乾燥時間(セット時間)や紙積みしておくことを無くしたりすることで、総合的にUVのコストアップを吸収しようという考え方だ。
時代はつくづくオンデマンドだと思う。DTPになって短納期化が叫ばれ劇的に短くなったが、印刷は依然長い納期が必要だった。CTPになって短くなったとはいえ、劇的な改善とまでは行かなかった。そして登場してきたのがUV印刷であり、インキ改良の成果でもある感度の高い高性能なUVインキが現実になったことはオフセット印刷にとって大きな転機といえる。
ということでUV(ハイブリッドUVやLED-UV)印刷を多用している会社が多くなっているのだが、デジタル印刷との棲み分け、油性との棲み分け、等々クリアしなくてはいけない事柄も多い。またこの経済環境なので現在のオフセット印刷機を改良してUV光源を追加したいという要求ももっともである。そんな疑問に答えてくれるカンファレンスをご紹介させていただく。
■関連セミナー
2月9日(木) 15:15-17:15
「オフセットオンデマンド」ハイブリッドUV・LED-UVが切り開く新領域
ユーメディア/ジャパンスリーブ/新津印刷/パナソニック
2月10日(金) 15:15-17:15
【総括page2012】ツアコンが語る印刷ビジネスの未来
バリューマシーンインターナショナル宮本氏/トスバックシステム若狭氏/JSPILITS竹井氏/JAGAT相馬・郡司