ページの本文へ

Hitachi

1.HASTドライブの構造

HASTドライブは、速度段の切り替えを噛み合いクラッチで行うことで、動力伝達ロスを低減しています。トランスミッションに接続されたモータは、“変速制御”・“エンジン動力のアシスト”・“発電”という3つの機能を担っています。

画像
HASTドライブの構造

2.HASTドライブの主な動作モード

停車時は、駅騒音低減のためエンジンを停止します。発車時は、モータ動力による走行を行います。一定速度に達した時点でエンジンを起動させてエンジン動力にモータ動力を付加したモータアシスト走行で加速を行います。惰行運転時は、バッテリを充電します。加速と惰行を繰り返した後、駅での停車のためブレーキを動作させます。この時、車輪からの動力でバッテリを充電します。これまで熱等で放散していたブレーキエネルギーを電力として回収して有効活用します。