よろず仲裁を請け負う平四郎にもち込まれる話はさまざまだ。中年夫婦の離縁話、勘当息子の連れ戻し、駆け落ち娘のゆくえを探索……。武家と違い、万事気ままな裏店にも、悲 ...

神名（かんな）平四郎は、知行千石の旗本の子弟。しかし実質は、祝福されざる冷や飯食いで、妾腹の子である。思い屈して実家を出奔、友人たちと剣の腕を生かして道場を立ち ...

旗本の家を出奔、裏店に住みついた平四郎、「よろずもめごと仲裁つかまつり候」の看板を掲げた。哀歓あふれる人生を描く剣客小説

... (よろずや平四郎活人剣上) ... BR89-06463 藤沢周平(よろずや平四郎活人剣下) ・・・ BR89-06464 藤沢武夫(経営に終わりはない) ... BR89-08050 ... BR89-08051 ... BR89-08052 ... BR89-07818 部落問題研究所(世界史における身分と差別)藤沢令夫(ギリシア ...

... よろずや平四郎活人剣』よろず採めごと仲裁の看板をかかげてから、ゆうに二十日ほど経っているが、客は一人もあらわれなかった。ただ一度大雨が降った翌日に、傘の貼りかえと間違えて、ポロ傘を手にした表町の者が一人来ただけである。大きく見通しを誤っ ...

... よろずや平四郎活人剣」「密謀」連載。『驟雨』『橋ものがたり』『出合茶屋』『春秋の檻』『闇の傀儡師』『孤剣』刊。一九八一年(昭和五十六)「江戸おんな絵姿十二景」「漆黒の霧の中で」「獄医立花登手控え・愛憎の檻」「刺客」連載。『隠し剣孤影抄 ...

... よろずや平四郎活人剣」。これは上下で出ている短篇集ですが、ボロボロになるくらい読みました。ご存じの通りこの作品は、旗本の妾腹の次男坊に生まれ、家を継ぐことが叶わない平四郎が、目付である兄に密かに手伝いを頼まれて幕府の中枢に関わる仕事に ...

... よろずや平四郎活人剣上巻藤沢周平著東京文芸春秋 1983.2 261p 20cm (背・奥付の書名:平四郎活人剣〉 950 円【内容】盗む子供◇よろずや平四郎活人剣中巻藤沢周平著東京文芸春秋 1983.3 259p 20cm (背・奥付の書名:平四郎活人剣) 950 円【内容】離縁 ...

... よろずや平四郎活人剣」を連載。一九八一(昭和五十六)年五十四歳四月、「密謀」取材のため京都、彦根、関ヶ原などへ旅行。この年、彫師伊之助シリーズ『漆黒の霧の中で」、獄医立花登シリーズ『愛憎の檻』、用心棒シリーズ『刺「客」などシリーズ物の連載 ...