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[海外ゲームニュース]Riftと組み合わせると最強のVR環境に! ゲーム世界を自分の足で歩けるデバイス“Omni”が出資募集開始_01
▲記者はRiftは何回か体験してますが、Omniはマダ。どこかでやりたい、タムリエルを歩きたい……。

 以前ご紹介した、Virtuix社のVR(バーチャルリアリティ)環境用デバイス“Omni”が、クラウドファンディングサイトのKickStarterで出資募集を開始した。15万ドルの希望額をあっという間に超え、現在時点(日本時間の6月5日午後3時半)では、およそ47万ドルの出資を集めている。

  このOmniでは、プレイヤーは専用シューズを履き、腰にベルトを締めて、すり鉢状の形状をした土台に乗ってゲームをプレイする。プレイヤーの足の動きをKinectでで検出し、ゲーム世界内の移動として反映するのだ。(※2013年6月13日:当初“専用シューズと土台で検出”としておりましたが、これはシューズに加速度計などを仕込むという将来の構想を誤解したもので、正しくはKinectでの検出になります。お詫びするとともに訂正致します。)

 この上でさらにOculus社のVRヘッドセット“Rift”やKinectなどを組み合わせて使用することが念頭に置かれており、さらなるVR体験を追求可能。Riftには3D立体視可能なヘッドマウントディスプレイと頭の向きを検出するヘッドトラッキングセンサーが備わっているので、頭の動きに視界を追従可能。Kinectを足せばボイスコマンドやジェスチャーなども足せる。

 こうした試みがなかったわけではないが、これまでは専用の施設に行かなくてはいけなかったり、一般人がとても購入できない専用システムだったりした。しかしOmniは違う。KickStarterでは400ドルぐらいの出資から購入可能で、Riftやらなんやらを買っても1000ドル代で収まる。
 これぐらいの投資で、プレイヤーの移動(Omni)、視点移動(Rift)、銃のエイミング(Kinectやセンサー付きの銃などを使っている模様)など、全身を使ってゲーム世界に没入可能で、しかも出来が微妙な専用ゲームではなく、みんながよく知っているゲームのPC版がプレイ可能というのが圧倒的に新しいのだ。
 Omniの公式YouTubeチャンネルには、『レフト 4 デッド2』、『フォールアウト ニューベガス』、『ザ エルダースクロールズ V: スカイリム』、『コール オブ デューティ ブラックオプス2』、『バトルフィールド3』などをプレイした動画が公開されている。

 ちなみに、Omniはアメリカ外の出荷にも対応しているものの、アジア地域は現状のリストに含まれておらず、個別対応を問い合わせる形になりそう。出資募集の締め切りは日本時間の7月23日午前11時、出荷は2014年1月を予定している。