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今治市長選 候補者の横顔 2013年01月30日(水)

(右から届け出順)
【右】菅 良二候補
【左】河野 昌禎候補

 2月3日投票の今治市長選挙は、いずれも無所属で、現職の菅良二氏(69)と会社役員の新人河野昌禎氏(59)が立候補し、一騎打ちの選挙戦を繰り広げている。両候補の経歴や人となりを紹介する。
(上から届け出順)

【菅良二 候補 「愛郷無限」が信条】
 1期目を「市民の元へ出向くことを基本に行動してきた」と振り返る。休みはほとんどないハードスケジュールだが「市民の激励を受け、むしろ気力は十分。こんなにやりがいがある仕事はない」と言い切る。
 主要課題に挙げる今治港再生事業や、愛媛国体に向けた施設整備などについて「おおよそ計画の原案を作ることができた」と自負。2期目を計画の実践段階と位置付け、施策に肉付けする考えだ。
 一方、2018年稼働を目指す新ごみ処理施設建設では、予定地近隣の住民から反対の声も。今治新都市への企業誘致も道半ばで「今後も市民と対話し、理解を得ながら事業を進めたい」とする。
 信条は「愛郷無限」。100年先も幸せに暮らせる郷土づくりを目指す。激務の合間を縫って、市内で往復20キロ程度のサイクリングを楽しむのが健康法。「体力づくりにちょうどいい距離。回数をこなせていないのが反省点かな」とほほ笑む。(白川亜子)

【河野昌禎 候補 議員秘書 10年経験】
 告示17日前の出馬表明だったが、「愛と信念と志があれば必ず実は結ぶとの思いで取り組みたい」と意気込みを語る。
 兵庫県姫路市出身。外装業などを経て、1980年から10年間、近畿の衆院議員秘書を務め、国政の動きを間近で見てきた。2012年8月、知人の誘いで今治市に移住。朝倉地区で農業法人設立に携わり、有機・無農薬にこだわった農産物生産に取り組んでいる。
 市財政は危機的状況にあるとして、新ごみ処理施設建設など大型公共事業を含め「都市計画は百パーセント見直す」ときっぱり。高齢化に加え増税が迫る中、市民が安心して暮らせるよう、高齢者や障害者支援を目的とした「ワンコイン募金」創設や、医療と福祉の連携強化などを図る考えだ。
 息抜きの時間は、兵庫県で暮らす小学生の娘2人に会うひととき。「2カ月に1回くらいしか会えないが、離れていると余計に成長ぶりが分かる」と顔をほころばせる。(白川亜子)

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