グリース基礎知識 | 中央油化株式会社

トップ > グリース基礎知識

リチウム石けんグリースの製造方法は大きく５つの工程に分ける事が出来ます。

グリースの製造方法

製造工程	工程説明
反応（ケン化）工程	ケン化法は、基油の一部に脂肪酸を溶解させ、これにアルカリ水溶液を加え、加熱撹拌してケン化反応を行わせます。反応で得られる石けんは、生成と同時に基油中に溶解・分散します。ケン化反応は最も代表的な石けん系グリース製造法で、多くのグリース製造に適用されています。
混合工程	混合工程では、必要に応じた基油や添加剤を混合します。
ミリング工程	コロイドミル、ロールミル、ニーダー、ホモジナイザー等を用いてミリングを行い、石けん繊維を均一に分散させグリースを滑らかな状態にします。
脱泡工程	必要に応じてグリース中の気泡を除去します。この工程は、グリースの外観上の品質価値を高めるほか、貯蔵安定性及び潤滑性能の維持にも関連があります。
充填工程	フィルターメッシュを通しグリース中ゴミや異物を取り除きます。１～２．５㎏の小缶詰めや、１６㎏の角缶及びペール缶、１８０㎏のドラム缶などに充填し、規定の表示及び包装をします。