右サイドバックを誰が担うのか。今野(FC東京)、駒野(磐田)、内田(鹿島)の3人が先発の座を争うこの位置は初戦のカメルーン戦を14日に控え、いまだに定まっていない。
誤算は、定位置を確保したかに見えた今野の負傷。4日のコートジボワール戦で右ひざを痛め、「カメルーン戦の出場は難しい」と岡田監督は翌日語った。
ただ、今野はジョギングをこなせるまで回復している。監督も「けがは思った以上に軽い。彼が100%でできるなら使う可能性もあるが、状態を見て、ほかの選手との力の関係で決める」。慎重ながら含みを持たせた。
コートジボワール戦で負傷退場の今野に代わって入ったのが駒野だ。派手さこそないが、豊富な運動量と堅実な守りで代表に名を連ねた。50試合を超える国際Aマッチ出場経験も心強い。順当なら候補の一番手と言えるだろう。
苦しい状況に置かれているのが、1カ月前までは「当確」と目されていた内田。スピードに乗ったオーバーラップが特長で、岡田監督就任後はレギュラーの座を守り続けてきた。しかし、世界トップクラス相手には守備力に不安があることから、控えに回されるようになった。
「出る、出ないはサッカーだし、こういうことはある。練習をしっかりやるしかない。みんな出たい気持ちでやっている」と内田。最後まであきらめていない。(ジョージ=柴田真宏)
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7月11日現在