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04月28日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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(ソーシャルA)「常に飢えている」与沢翼さん

【動画】「ドラマチックに生きたい」ネオヒルズ族・与沢翼氏に聞く=瀬戸口翼撮影

写真:インタビューに答える「フリーエージェントスタイルホールディングス」会長の与沢翼さん=10月7日、東京・六本木、瀬戸口翼撮影拡大インタビューに答える「フリーエージェントスタイルホールディングス」会長の与沢翼さん=10月7日、東京・六本木、瀬戸口翼撮影

 タワーマンションの豪邸や高級車、シャンパンタワー……。億単位の収入で派手な消費生活を謳歌(おうか)し、「ネオヒルズ族」と呼ばれる実業家・与沢翼さん(30)。六本木の豪華なオフィスで聞いた。

紙面にツイート「ソーシャルA」

 ――広いですね。

 ここは260坪ですが、最近新宿にも借りました。年商ですか? 今年度で50億円の見込みです。

 ――お金、使い切れますか。

 大部分は住宅と車です。住まいは六本木のほか複数あり、月額賃料は約1千万円。車はフェラーリ、ロールスロイス、キャッシュで買いました。あとは(酒を)飲んでますね。1晩200万とか使っちゃう。だから派手って言われるんですけど。

 ――そこまで来ると、「人生の成功」はもう達成していませんか。

 いや、全然満足していません。常に飢えてます。そもそも僕のような者を「金持ち」なんて呼ぶのは恥ずかしい。世界の億万長者を研究したんですけど、メキシコの実業家カルロス・スリム、米国の投資家ウォーレン・バフェット、ビル・ゲイツ、世界には桁違いの金持ちがいます。

 ――与沢さんと対照的に現状に満足している若者もたくさんいます。

 昔と違って価値観が多様化していますから、例えば農業でスローライフを送ったり、環境問題や社会貢献など目的を持って生きる人が出てきているのはいいことだと思います。むしろ日本が面白い国になるんじゃないでしょうか。

 ――著書では「50万を渡されて貯金するのはダメ」と言ってますが。

 保身から貯金するのは後退のマインドなのでダメです。自己実現のために何かするのとは違い、何の志もない。大学時代、起業サークルで一緒だった仲間も大手商社に入って、つまらなくなりましたね。

 ――意欲を持つにはどうしたらいいんでしょう。

 挫折や悔しい思いをしないとダメでしょうね。僕は20代でアパレル会社を倒産させ一から出直しました。何かが起こるのを待つんじゃなく、自分で乗り出していく。その上で「自己否定感」を活力に変えていくしかないですよ。

 ――今の目標は?

 尊敬する孫(正義ソフトバンク社長)さんの言葉ですが、20代は市場に「こういう起業家がいるぞ」と名乗りを上げる。30代で軍資金をため、40代でその時の最大の成長産業に100億単位の投資でひと勝負をかける。これを思い描いています。

 ――何に突き動かされてるんでしょうか。

 行動欲求の根源は「成長」です。苦労も成功体験も全部が自分の成長になると思うから失敗のリスクがあることもやれる。死ぬまでに自分がどこまでの器になれるか。常にドラマチックに生きたいんです。(板垣麻衣子)

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