愛知県の大村秀章知事と名古屋市の河村たかし市長は25日午前、共同で記者会見し、7月から1年間、名古屋高速道路の通行料金を15%値下げする新割引制度を発表した。割引はETC搭載車を対象とし、平日・土曜日の午前6〜7時、午後1〜4時に限定する。
普通車の料金は110円安い640円となる。「社会実験」として割引が渋滞緩和につながるかどうかを検証するため、交通が集中する時間帯を避けたという。日曜、祝日と平日午後10時〜午前6時に実施中の10〜20%のETC割引は継続される。今回の割引に伴う減収見込み額14億円は公社が負担する。
大村知事と河村市長は今年2月の知事選、市長選の共通公約に「名古屋高速の100円値下げ」を掲げていた。大村知事は会見で「今後は恒久的な値下げも目指したい」と話した。(寺西哲生)