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3人の死刑執行 下関無差別殺傷の上部死刑囚ら 法務省

2012年3月29日11時24分

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写真拡大死刑執行について会見する小川敏夫法相=29日午前11時1分、東京・霞が関の法務省、林敏行撮影

写真拡大法務省で死刑執行について会見する小川敏夫法相=29日午前11時10分、東京・霞が関、林敏行撮影

 小川敏夫法相は29日午前、3人の死刑を執行した、と発表した。民主党政権としては2度目で、前回の執行から1年8カ月ぶり。小川法相は1月の就任から約2カ月半で執行に踏み切った。記者会見で小川法相は「つらいことだが、執行は法相の職責だ」と語った。

 執行されたのは、山口県のJR下関駅で1999年に起きた無差別殺傷事件の上部康明死刑囚(48)▽横浜市で2002年に当時の妻の家族3人を殺害した古沢友幸死刑囚(46)▽01年に宮崎県内で2人を殺害した連続強盗殺人事件の松田康敏死刑囚(44)。

 上部死刑囚は広島拘置所、古沢死刑囚は東京拘置所、松田死刑囚は福岡拘置所でそれぞれ執行された。これにより、確定死刑囚は132人となった。

 前回の執行は、死刑廃止派と見られていた千葉景子元法相が行った10年7月28日。昨年は92年以来、19年ぶりに年間を通して死刑の執行がなかった。

 小川法相は1月の就任時から「法相の職責であり、大変つらい職務だが、その職責をしっかりと果たすのが責任だと思う」と明言し、執行に積極的な姿勢を示していた。

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