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「お宅は何階の部屋?」 ママカースト制の終わらぬ地獄

週刊朝日 2008年2月11日号

会った瞬間、ママバッグやベビーカーにさっと目を光らせる。私より上? 下? まずは立ち位置を見極めることが大切。身の丈でない階層に紛れ込むと、強烈な劣等感に見舞われるから。

    ◇

 近所のママ友たちの訪問を受ける日、ユミさん(31)は早朝から大騒ぎだ。

 人気パティシエのお菓子を用意し、2歳の息子をせかして有名ブランド服に着替えさせる。キャラクター人形を隠し、お蔵入りになっていた知育玩具を引っ張り出す。「友達・買い物・夫」はNGだから、「お友達・お買い物・主人」と頭の中で「復習」する。相手は純正セレブ。この無理してる感、きっとお見通しだろうけど――。

 ●偽お受験情報でいじり

 夫の転勤で大阪から東京都心の会社借り上げのマンションに移ったら、高所得者が多い地域だった。息子が小さいうちは見よう見まねでブランド服を買ったり、カフェで子連れランチを楽しんだりと、なんちゃってセレブを満喫。それが、自宅にネイリストを招いた、誕生日にスタジオで記念撮影した、と聞くころから、どうあがいても格下だと悟った。ユミさんが派遣の仕事を再開したときも「お気の毒」という目で見られた。

 「最初は同じ新米ママだったはずなのに、今は底辺にいて情報だけ恵んでもらっている。携帯メールの一字一句に気を使ってでも食い下がるのは、セレブ友達がいるというステータスを失いたくないからなんです」

 子どもの笑い声が響く児童館。マスコミ勤務のケイコさん(38)はその片隅で、陰湿な「いじり」を目撃した。大手銀行の社宅に住む母親集団が、一人の母親にさも親切そうに幼稚園受験のアドバイスをしている。

 「あそこのお教室は合格率が高いのよ。この教材もいいわよ」

 0歳から始めても燃え尽きるだけなのに、誰も肝心なことは教えない。とどめに、

 「ところで、○○産院で安産のハンコが押された母子手帳は持っていらして?」

 新参者には無理よ、出産のときから勝敗は決まっているんだから。地方出身でお受験のイロハも知らない母親を翻弄して楽しんでいるのだ。

 タワーマンションに住む母親軍団は、ママバッグを同じブランドで揃え、「タクシー使って来ちゃった」と何かにつけ優位に立ちたがる。マンション軍団は大半が地方出身。生まれも育ちも東京のケイコさんから見ると、マンションのある場所は昔はガラが悪くて歩けなかった地域。知らないから住めるんだわ、とひそかに優位に立つ。

 「育児は手探り。自分が正しい、優れていると思えることが一日ひとつはないと、やっていけない」

 ●階層見極めないと浮く

 フジテレビのドラマ制作担当者の間で昨年、こんな話が持ち上がった。

 「最近、ママ社会がすごいことになっているらしい」

 お受験をめぐってブランドバッグで殴り合い、弁当の彩りでも張り合う。そんな幼稚園ママの実話をヒントに生まれたドラマ「暴れん坊ママ」は、昨秋放映された。夫の職業を偽ったり、小学校受験の成否でリーダーが交代したりする階層闘争が赤裸々に描かれた。

 「すごく感じのいい人が陰で権力を握っているなど、ママ社会の関係は複雑。でも子どもを思う母親たちの気持ちは共通です。子育て戦争のよき戦友として描きたかった」(永井麗子プロデューサー)

 現実はドラマ以上にシビアだ。母親同士は、ちょっとした差で上下関係を感じ、やがて序列が生まれる。アエラネット会員にアンケートしたところ、回答した81人のうち63%が「階層を実感する」と答えた。

 アエラは以前、学力や運動能力によって学校内で序列ができる「スクールカースト」を報じたが、「ママカースト」はそう単純ではない。母親自身だけでなく、夫の年収や子どもの学歴など、家族まで比較要素になるからより複雑だ。どのあたりの階層にいるかを慎重に見極めないと、完全に浮いてしまう。

 主婦のリエさん(26)には苦い経験がある。児童館で仲良くなった母親に子どもの2歳の誕生会に招かれたら、高級住宅地の一戸建て(地下室付き)だった。

 「夫の海外赴任中にホームパーティーで教わったお料理よ」

 巨大テーブルにスペアリブのグリルやサラダの大皿がドカドカ並べられ、どこから持ってきたのか親子16人分の椅子が不足なく用意された。話題はもっぱら海外赴任の自慢。

 児童館には最小限の荷物しか持ち込まないから、暮らしぶりまでは分からなかった。そういえば彼女のベビーカーはロイヤルバージョンで、デパートで高い位置に飾ってあるもの。明らかに「上」の人だったのだ。お宅訪問以来、リエさんは初対面の母親にさっと視線を走らせ、持ち物を確認する。

 ●「お宅は何階の部屋?」

 長男が通う下町の幼稚園では、入園式でさえ母親たちは伸びきったTシャツにジーンズ姿で、ベビーカーもくたびれた型落ち品。参観日くらいワンピースを着ていきたいけど、「確実に浮いてしまう」から断念する。

 やっと見つけた自分の居場所は、郊外のマンモスマンション。キッズルームには同じ英国ブランドのベビーカーが50台近く縦列駐車される。持参するおもちゃも大半が同じ米国の知育玩具シリーズ。まるでベビー用品カタログのように人気商品がそろい、欲しいものが同じだから会話も盛り上がる。収入レベルが似た集団でこその快適さ。

 「自分と似た服装や持ち物のママとグループを作るのが大事。無理しなくてすみますから」

 「上」には上の悩みもある。相手の階層を見誤ったためにすべての言動を自慢ととられ、妬まれることがあるからだ。

 アメリカ人の夫と国際結婚しているヨウコさん(39)の幼稚園バスデビューの日、停留所に到着すると、すでにいた4人の母親の視線がハーフの娘にさっと集中するのを感じた。ヨウコさんが挨拶した途端、恰幅のいいボスママが質問攻撃に出た。

 「お宅は何階のどちらの部屋? ご主人はどちらのお国から? お勤めは? 年収は?」

 緊張のあまり7階の角部屋だと正直に答えたら、ボスはワングレード低い向かいのマンション1階の住人だった。年収だけは「それほどでも」とかわしたのがさらにボスの感情を逆撫でしたらしく、翌日から完全に無視された。一流ホテルや外資系企業でキャリアを積んできたヨウコさんが初めて味わう屈辱だった。

 「正直、どうでもいい相手。頭を下げてまで仲間に入りたくないのは、私がバブル経験者で高飛車だから。お洋服や髪形からバブルの残り香が感じられる人とはお友達になりたいし、結果的にその感覚が間違っていないことが多いです」

 階層が上がるほど露骨に年収を聞いたり、嫌がらせをしたりはしなくなる。

 ●ランチ代渋り仲間外れ

 資産家の家に生まれ、母校の一流大学の名門付属小学校に娘を通わせるサナエさん(43)に階層はあるかを尋ねると、上品な口調で問い返された。

 「私のコーディネート、いくらに見えます? お友達が陰で言っていたことだけど、ブランドのロゴがついた服を着ている方は、成り上がりなんですって」

 シンプルなベージュのセーターにスカートは、言われるまでわからないが全身シャネル。母親同士のランチ会では当たり障りのない化粧品や旅行の話題で盛り上がるが、サラブレッドか成り上がりかは言葉遣いや雰囲気の端々から見定められている。

 休みのたびの海外旅行で子どもが機内でぐずって困る、と成り上がりの母親は自慢するが、サナエさんに言わせれば、

 「うちはいつもファーストクラスだから、子どもが泣いたら客室乗務員が抱いてくれた。エコノミーで年に何回も窮屈な思いをするなんて信じられません」

 百人一首大会を前にしゃかりきになる母親にも、

 「幼いときから百人一首はお正月の恒例行事で、暮らしの中で自然に覚えたものだったから。会話に論語や漢文を交えると伝わらないのは、育ちや教養の違いなのでしょうね」

 ちなみにランチ会の平均予算は5000〜1万円。主人に悪いと渋った主婦と、銀座の高級レストランにリュックを背負って現れたワーキングマザーは、次から誘われなくなった。

 ●脱出のはずが難民に

 それでも、少しでも「上」の階層に行きたいと願う人は当然いる。マイさん(37)はお嬢様校の出身。中学生のころから家柄や容姿による「女子カースト」に悩まされてきた。就職活動のときはコネで楽々と内定をとる同級生を見ながら、サラリーマン家庭に生まれた境遇を恨んだ。転職や資格取得で幸せ探しに迷走した末、結婚と出産で大逆転を狙った。

 大手メーカー勤務の夫と結婚し、都内に一戸建てを建てた。2歳の娘に絵本や教材を惜しみなく与えられる生活は、裕福なほうだと思う。

 「上」への階層脱出ができたはずだった。だが、一戸建てを建てた場所は下町。300円の偽キャラクター服を着せている母親に海外ブランド服で張り合っても、褒められるどころか見分けてもらえない。離乳食に何がいいか相談すると、

 「たこ焼きのトロッとしたところ。うちの子あれで育ったし」

 ここ下町で最上位に君臨するのは、子だくさんの母ちゃん。20代前半のシングルマザーが子ども3人をどやしながらスーパーで買い物する姿が頼もしいと尊敬のまなざしで見られている。

 たまに会う同級生には髪のツヤで敗北を感じ、たくましい母ちゃんに劣等感を感じ、ヤンママが怖くて児童館に行けない。「脱出」のはずが、完全にカースト難民。ヤンママの子と同じ小学校に入りでもしたら、永遠に下層から抜け出せない。幼稚園受験に逆転のチャンスをかけている。

 アンケートでは階層を決める要素として子どもが通う学校が挙げられたが、むしろ私立校に通わせた結果、「みんなが上なので『中』」と自己評価した人が多かった。夫の年収や子どもの成績が同じレベルでも、さらにその中で上か下かに目を光らせる。階層なしでは生きていけない、階層の自家中毒のようだ。

 さらに、年収や子どもの学校といった単純な要素ではないところでの断絶も生まれている。

 3歳の娘に五つの習い事をさせている実業家のカオリさん(29)が、ストリートダンス教室を見学したとき。月謝は1万3000円とまずまず高め。階層の違わない母親たちがいると期待してのぞいたら……。

 いたのはヤンママばかり。たばこ片手の人も。ダンスが上手な子の母親に声をかけると、

 「将来はダンサーにさせたいから、小学校にはあまり行かせてないのよ」

 ●ミルク派は優雅にお茶

 それまでは同じ時期に同じ習い事が必要と感じる母親とは自然と話が合ってきたのに。早々に退散した。

 「階層は縦横無尽に重なり合っているのかも。縦が金銭的な序列だとしたら、横は育児観の違い。育児観は母親のプライドだから譲れない。異なる横のグループとは決して交われません」

 前出のケイコさんは子どもの「育てやすさカースト」を実感した。ミルク育児派ママの子どもはベビーカーに5時間も寝かせたままでもぐずらない。母乳ママが授乳に抱っこに慌ただしい中、ワンピース姿で優雅にお茶をすすっている。一流ホテルのラウンジに行く話になったが、母乳ママは誘われなかった。

 「お金は同じぐらいあるのに、強烈な格差。悔しいので後日、母乳ママ同士で強行突破しましたけど」

 36歳で出産したナオさん(38)が直面したのは「年齢カースト」。20代組の飲み会は実家に子どもを預け、おしゃれして六本木に繰り出す。30代は子ども同伴で6畳間での宅飲み。

 「おばあちゃん育児に後ろめたさを感じない20代の奔放育児にはひがみもあるけど、目いっぱい働いて出産したからこそ、他人の子育てに迎合しようとは思いません」

 ナオさんは公園でたばこをポイ捨てする20代の母親に注意し、レストランで走り回る子は遠慮なく叱る。孤立せずに済むのは、同年代の同じ育児観を持った母親が味方してくれるおかげだ。

 交わることのない価値観の違いの最たるものが、専業主婦と働く母親だろう。「子どもを預けてまで」か「仕事のためならやむなし」か。アンケートでもきっぱりと意見が分かれた。

 高級住宅地に住むチカさん(34)が産後3カ月で職場復帰したら、近所の専業主婦から格下扱いされた。

 「なぜ、お働きに?」

 保育料と家事外注で相殺され、ナミさんの手取りは月5000円。それでも生活に困らないのだから「専業主婦よりちょっと上」のはず。嫌みは聞き流せる。

 だが、働く母親同士で専業主婦バッシングが始まると複雑だ。仕事を辞めるなんて負け組だとバカにし、チカさんが子育てと両立するため転職して仕事をペースダウンしたときも、

 「根性なし」

 と見下された。保育園とシッターのダブル保育、病児保育で月20万円の赤字なのに、執念で働き続けている友人もいる。

 「働く母親にとっては、バリキャリの友人がいるのも一つのステータス。一線にいた子が退くとイタいんです。でも本音ではみんな、ずっと働き続けられるか不安で腹を探り合っている。階層や勝ち負けを感じずに付き合えたらどんなに楽でしょう」

 (文中カタカナ名は仮名)

■ママカースト〈アエラネットアンケートによる階層意識〉

 <華麗なる妻族>

 曽祖父の代から高級住宅地の豪邸に住み、母校である有名私立小の父母会で役員を務める。

 <ちょこキャリマダム>

 都心の一戸建てをお教室にしてフラワーアレンジメントの講師をする。夫は実業家、愛車はベンツ。

 <駐妻>

 銀行員の夫の赴任で海外駐在。プール付き社宅でリムジン乗り放題。ただし帰国すれば格下げ。

 <ケイコとママ>

 子ども2人が私立小学校で、バレエや英語など五つ以上のお稽古の送迎に奔走。勝負服は紺のスーツ。

 <バリキャリ母>

 夫婦ともに一部上場企業に勤め、平日は二重保育と家事外注。休日は高級レストランで家族団欒。

 <娘専属スタイリスト>

 夫婦ともにクリエーティブ系で、家族おそろ服で外出するのが趣味。雑誌の街角スナップに登場。

 <バブリンガル>

 全身ブランド服で年2回海外旅行。夫は外資系で英語教育に熱心。高いプライドが格上げを阻む。

 <雁の群れーゼ>

 郊外のタワーマンションに住み、ボスを筆頭に団体行動する。ホームパーティー好きだが夫は影薄。

 <スローマザー>

 自然育児にこだわり、子ども服は綿や麻で手作り。子どもに雑穀弁当を持たせるなど全体に地味め。

 <おのぼり母>

 地方出身で受験やグルメ情報に疎い。夫は転勤族で社宅妻の中でも下っ端。地方在住のことも。

 <肝っ玉母ちゃん>

 お下がりを着せた子ども3人と公園や児童館に長時間滞在する。ガテン系の夫がいるかシングル母。

 <きりきりママ>

 中小企業に勤める夫は過労死寸前の激務で育児ノータッチ。パート掛け持ちに家事育児で余裕ゼロ。

●上

 保育園に早めに迎えに行くパート軍団の立ち話には、一度も参加しなかった(30歳その他/東京)

 夫婦ともに一流大卒、一部上場企業、東京都出身で、親はある程度裕福(35歳金融/東京)

 海外に2年住んだ経験があり、子どもは小中とも私立。車はBMW(45歳主婦/東京)

 いただきもののブランド服を着せていたら引かれたので、わざわざスーパーで買った服を着せた(51歳主婦/東京)

 長く共働きをしていたので資産が多く、実家も近く助けてもらえる。年齢が高いので発言は控え、目立たないようにしている(50歳主婦/神奈川)

 自分の仕事は趣味的で、夫一人の年収が友人夫婦の年収を上回っている。実家は夫婦ともに都内の一等地に昔から住んでいる(36歳その他/東京)

 「まあ、共稼ぎでも行ける私立あるわよ」と言われた。娘はそんな「なんちゃってセレブ」や「偽お嬢」にしたくないので、小学受験は見送る(34歳専門職/東京)

 私立小で母親が引率して子どもを遊ばせていたが、成績の差を煙たがられたのか、遊びに誘われなくなった(48歳その他/東京)

●中

 若いお母さんは携帯ばかりいじっていてファストフードもお好きな様子。嘆かわしい(43歳公務員/埼玉)

 子ども2人が私立だが、その中では旅行にも行かずに学費に消えているのは我が家くらい(44歳アルバイト派遣等/神奈川)

 ブランド品のバーゲンにユニクロ愛用ママを誘って行ったらドン引きされた。逆に子ども9000円のホテルランチビュッフェに誘われたときはきつかった(36歳その他/東京)

 住居はあきらめた代わりにファッションは手抜きをしたくなく、キチンとした格好で幼稚園のお迎えをしている(43歳自営業/東京)

 デパートの地下で一緒に買い物したら、普段の食材のグレードが違っていた(40歳主婦/宮城)

 私立中に通わせ始めてから、息子より学力がある子がいる家庭には劣等感を持ってしまう(42歳製造/東京)

 ヘルパーを毎日雇える財力はあるが、早朝から夜間保育さらに二重保育で、近所の高齢者から母親失格とみなされる(40歳会社員/愛知)

 夫婦ともにアパレル出身なので感性の面で自信がある。キャラクターものは絶対着せない(28歳金融/東京)

 夫婦ともに学歴があり、若いうちに結婚して順調に出産。だいたいにおいて人生が安定している(29歳教育/東京)

 料理を持ち寄る集まりで和風料理を持っていったら「お料理ができるんだ」と驚かれた(48歳自営/岡山)

 夫の職業別のママ会があり、自宅の床面積、乗っている車で順位付けされる。夫の職はカーストのトップなので下に見られたことはないが、上には上がいる(33歳エンジニア・建築/神奈川)

 一人親家庭だが、分譲マンションに住み、各種の習い事や中学受験のための塾にも通わせている。家庭の事情で習い事ができない子たちは、近所のコンビニ前にたむろっている(42歳製造/千葉)

●下

 母子家庭&子どもの成績も悪いので、圧倒的に「下」に見られていると思う(37歳コンピューター関係/東京)

 ゲームをさせない方針のため、友達同士でカード交換ができず子どもが輪に入れない(36歳主婦/埼玉)

 息子の野球チームの送迎は父親の役目という不文律があるが、一人親家庭なのでできない(48歳コンピューター関係/東京)

 育休中。住宅ローンがあるので1年で職場復帰するが、家事育児に没頭できる専業主婦がうらやましい(34歳公務員/静岡)

 共働きで子どもを私立に通わせると余裕がない。学校が休みでも旅行に連れて行ってやれず、子どもの成績も周りの子に比べて悪い(40歳その他/東京)

 幼稚園受験のとき、専業主婦のほうが裕福だとみなされ、共働き世帯は子育てに熱心でないと思われがち(30歳コンピューター関係/東京)

 正社員から派遣社員に転職。仕事に将来性がなく、子どもを私立小に通わせることができず、2人目を産む余裕もない(33歳非営利団体/東京)

■母親たちの階層意識(アエラネット調べ)

【階層や序列を実感したことはありますか?】

ある              63%

ない              20

わからない・どちらともいえない 17

【あなたの階層はどのあたりだと思いますか?】

中    67%

上    17

下     7

回答なし  9

【階層が逆転したり、関係が壊れたりしたことはありますか?】

ない              46%

ある              22

わからない・どちらともいえない 32


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