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会見の冒頭で謝罪し頭を下げる(左から)府教育委員会の丸岡俊之・高等学校課長、府立成城高校の清広志校長、府教育委員会の津田仁教育監(右から2人目)、和田良彦教育振興室長ら=14日午後6時3分、大阪市中央区、伊藤進之介撮影 |
大阪府教委は14日、2〜3月に実施した2013年度の府立高校入試で、全153校のうち、54校で計114カ所の採点ミスがあったと発表した。大手前高校(大阪市中央区)、成城高校(同市城東区)で合否に影響し、各校2人計4人の不合格を取り消した。
府教委によると、採点ミスのうち、正誤を間違っていたのは54カ所、配点や集計の誤りは60カ所。
不合格とされた4人のうち、大手前と成城の各1人は前期日程で不合格となったものの後期日程で合格し、すでに入学。このため、後期日程で合格するはずだった各1人が不合格となり、いずれも私立高校に今春入学した。府教委は私立高に入った2人に各府立高に入る権利があると伝えた。2人の入学金や通学定期代、慰謝料などの損害賠償について、府教委は「誠意を持って検討する」としている。また大手前の1人は前期で文理学科を不合格になり、後期で合格した普通科に入学したため、文理学科に入る権利があると伝えたという。