朝日新聞デジタル：名古屋Ｄ・藤永佳昭 - 愛知 - 地域

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スポーツ【ピックアップ　Ｂ．ＬＥＡＧＵＥ・愛知】

名古屋Ｄ・藤永佳昭

●けが乗り越え、チーム一丸に貢献

　高校男子バスケットボールで全国大会の常連、福井・北陸高の出身。シーズンの集大成として開かれるウィンターカップで、２０１０年に同校が８回目の決勝で念願の初優勝を果たした時のキャプテンだ。

　「メンバーに恵まれました。でも、それだけでは勝てなかった。控えの３年生が部内をまとめてくれて、試合に集中できる環境を作ってくれたのが一番大きかった」

　一丸となったチームの強さを知った原体験だ。今季は控えのポイントガード。相手の動きに食らいつく厳しい防御で度々試合の流れを引き寄せ、チャンピオンシップ進出に貢献した。

　小学校のミニバスケットから東海大学まで「キャプテンをしなかったことはなかった」という。もう一つ、ずっと付き合ってきたことがある。けがだ。

　高校入学直後に左足甲を骨折。大学で右足甲も傷めるなど、度重なるけがに悩まされた。そんな中で国際試合の学生代表に選ばれ、プロにもなった。「こんなにけがしてもプロでできるんだと、子供たちに伝えたい」。昨オフ、「夏休みの宿題」と名付けてドリブルなどの練習方法を実演した動画をＳＮＳで発信し、子供たちに好評だった。（松本行弘）

【ふじなが・よしあき】　１９９２年神戸市出身。東海大時代に２度の学生日本一を経験。アースフレンズ東京Ｚを経て２０１６年名古屋Ｄに。ＰＧ。１７３センチ、７３キロ。

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