他の方も仰っていますが、本書は縦書きで出版されているため、数式が非常に見難くなっています。
訳者の森弘之先生は、訳者あとがきに
「数式も少なからず出てくる。式自体は難しいものはほとんどないが、じっくり考えながら読み進めないと理解できない部分がそこかしこに出てくる。斜め読みが許されず、油断できない。」
と書かれています。
しかし数式を90度回転して印刷した本書では、「斜め読み」どころか「90度回し読み」をしなければなりません。未だに数式のたくさん出てくる学術書を縦書きで出版する、という日本の本の在り方に疑問を感じます。
本の内容が素晴らしいだけに、このことを大変残念に思います。
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量子論が試されるとき――画期的な実験で基本原理の未解決問題に挑む 単行本 – 2014/11/26
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量子力学の諸原理が内包する不思議は、ながらく人知を超えた問題、あるいは
純粋に解釈の問題として扱われていた。しかし現代の物理学者たちは
高度な技術と創造性を駆使した実験によって、それらの難問を科学の俎上に載せ、
本質に肉迫している。本書はそうした、現代量子物理学の新局面を開いた実験を
取り上げ、現象の機序を解く理論と合わせてリアルに体感させる。
波と粒子の二重性、相補性、非局所性、量子のからみあい、そして量子情報
といった最近のテーマまで、幅広くカバーしている。
いずれもファンタスティックとしかいいようのない実験の数々が、明快に、かつ
必要十分な具体性をもって紹介される。量子論に予備的な知識のある読者にとっても、
かつてない手ごたえとともに、ミクロの世界への驚きと好奇心が呼び覚まされる読書体験となるだろう。
一切の数学的表現を避けた一般書と、数学的表現に大半を委ねた専門書との間にある、
大きなギャップを埋める試みとしても考えぬかれている。
ボーアをさえ「数学的な方法ですら役に立たない。自然が実際にどうやって矛盾を回避しているのか
ということをまずは理解したいのだ」と困惑させた量子論の世界観が、
いまや私たちの日常の一部になりつつある。量子力学を学んでも物理現象として
実感しがたいという多くの学習者の悩みにも、本書は特効薬となるだろう。
純粋に解釈の問題として扱われていた。しかし現代の物理学者たちは
高度な技術と創造性を駆使した実験によって、それらの難問を科学の俎上に載せ、
本質に肉迫している。本書はそうした、現代量子物理学の新局面を開いた実験を
取り上げ、現象の機序を解く理論と合わせてリアルに体感させる。
波と粒子の二重性、相補性、非局所性、量子のからみあい、そして量子情報
といった最近のテーマまで、幅広くカバーしている。
いずれもファンタスティックとしかいいようのない実験の数々が、明快に、かつ
必要十分な具体性をもって紹介される。量子論に予備的な知識のある読者にとっても、
かつてない手ごたえとともに、ミクロの世界への驚きと好奇心が呼び覚まされる読書体験となるだろう。
一切の数学的表現を避けた一般書と、数学的表現に大半を委ねた専門書との間にある、
大きなギャップを埋める試みとしても考えぬかれている。
ボーアをさえ「数学的な方法ですら役に立たない。自然が実際にどうやって矛盾を回避しているのか
ということをまずは理解したいのだ」と困惑させた量子論の世界観が、
いまや私たちの日常の一部になりつつある。量子力学を学んでも物理現象として
実感しがたいという多くの学習者の悩みにも、本書は特効薬となるだろう。
- 本の長さ464ページ
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日2014/11/26
- 寸法14.1 x 3.5 x 19.6 cm
- ISBN-104622078716
- ISBN-13978-4622078715
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商品の説明
著者について
George Greenstein
1940年生まれ.1977年よりアマースト大学天文学准教授,1983年より同教授,1993年より同Sidney Dillon Professorとなり2012年に退官,現在に至る.天体物理学者であり,また作家,教育者として量子力学や天体物理学のユニークな啓蒙書や解説書を著わしている.処女作のFrozen Star(Freundlich Books, 1984; New American Library, 1985)は優れた科学読み物として複数の賞を受賞し,仏語,独語,西語,日本語に翻訳された(邦訳は『パルサー・ブラックホール──時間を凍結する星』深田豊訳,地人書館).ほかの著書に,The Symbiotic Universe: Life and Mind in the Cosmos(William Morrow, 1988),Portraits of Discovery: Profiles in Scientific Genius(John Wiley & Sons, 1997),Understanding the Universe(Cambridge University Press, 2013)がある.
Arthur G. Zajonc
コロラド大学,アメリカ規格基準局,アマースト大学での研究職を経て1984年よりアマースト大学准教授,1991年より同教授,2006年よりAndrew W. Mellon Professor(2011年に退官後は,同Professor Emeritus).1984年にはマックス・プランク研究所の客員研究者としてH・ヴァルターの研究室に,また,1991年にロチェスター大学のL・マンデルの研究室に参加し,93年にはインスブルック大学のフルブライト教授を務め,量子光学の領域で実績をあげた(その内容は本書でも紹介されている).ほかの著書に,Catching the Light (NY: Oxford University Press, 1995), The New Physics and Cosmology: Dialogues with the Dalai Lama (NY: Oxford University Press, 2004), ほか.
1940年生まれ.1977年よりアマースト大学天文学准教授,1983年より同教授,1993年より同Sidney Dillon Professorとなり2012年に退官,現在に至る.天体物理学者であり,また作家,教育者として量子力学や天体物理学のユニークな啓蒙書や解説書を著わしている.処女作のFrozen Star(Freundlich Books, 1984; New American Library, 1985)は優れた科学読み物として複数の賞を受賞し,仏語,独語,西語,日本語に翻訳された(邦訳は『パルサー・ブラックホール──時間を凍結する星』深田豊訳,地人書館).ほかの著書に,The Symbiotic Universe: Life and Mind in the Cosmos(William Morrow, 1988),Portraits of Discovery: Profiles in Scientific Genius(John Wiley & Sons, 1997),Understanding the Universe(Cambridge University Press, 2013)がある.
Arthur G. Zajonc
コロラド大学,アメリカ規格基準局,アマースト大学での研究職を経て1984年よりアマースト大学准教授,1991年より同教授,2006年よりAndrew W. Mellon Professor(2011年に退官後は,同Professor Emeritus).1984年にはマックス・プランク研究所の客員研究者としてH・ヴァルターの研究室に,また,1991年にロチェスター大学のL・マンデルの研究室に参加し,93年にはインスブルック大学のフルブライト教授を務め,量子光学の領域で実績をあげた(その内容は本書でも紹介されている).ほかの著書に,Catching the Light (NY: Oxford University Press, 1995), The New Physics and Cosmology: Dialogues with the Dalai Lama (NY: Oxford University Press, 2004), ほか.
登録情報
- 出版社 : みすず書房 (2014/11/26)
- 発売日 : 2014/11/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 464ページ
- ISBN-10 : 4622078716
- ISBN-13 : 978-4622078715
- 寸法 : 14.1 x 3.5 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 701,406位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 37,036位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数学とか物理学の書はやはり横書きがいいと思う。小説などのように縦書きの日本語で、一方では数式を読むためには、90度傾けなければならない。数式が頻繁に出てくる、ので、読みにくかった。数式も難解なものが多いなかで、これは不便。思考が妨げられる。
読み物とするか、物理学書とするか、どちらかを狙うべき。一方、内容は、奥深く、アインシュタインとボーアの論争後、ベルの提言などから実験により量子力学が確認された、程度のことしか予備知識がなかったので、幾多の実験と考察がその後現代に至るまで世界のあちこちでなされて、どうなったか、ということを詳述している。数多くの興味深い実験結果で、それぞれどうなったか、を知り、自分の頭で、不可思議な宇宙がどうなっているのか考えるには非常に役立つ本といえる。
読み物とするか、物理学書とするか、どちらかを狙うべき。一方、内容は、奥深く、アインシュタインとボーアの論争後、ベルの提言などから実験により量子力学が確認された、程度のことしか予備知識がなかったので、幾多の実験と考察がその後現代に至るまで世界のあちこちでなされて、どうなったか、ということを詳述している。数多くの興味深い実験結果で、それぞれどうなったか、を知り、自分の頭で、不可思議な宇宙がどうなっているのか考えるには非常に役立つ本といえる。
2015年3月7日に日本でレビュー済み
粒子でもなく、波でもない、観測のされ方によって、どっちかが現れてくる量子は普通の言葉では表せませんね。でも、実験技術の進歩が素晴らしくて、信じられないような実験が行われているのを感じます。学部向けの本には出てこないような専門的な数式なので、きちんと読むなら、翻訳は縦書きなので、ノートに数式を書き写したほうがいいかもしれません。このような技術的な詳細を追っていくのはしんどいので、とりあえず言葉による説明(^_^)だけを読んでいきます。場の量子論的な説明はなかったようです。目次はこんな感じです。
物質波
光子
不確定性原理
相補性
EPRパラドクスとベルの定理
ベルの不等式をテストする──からみあい状態
シュレーディンガーの猫
測定
量子情報と量子計算
原著刊行後にも、いろいろな実験やアイデアが現れているので、興味がつきません。しかし、量子力学が登場して100年目(あと10年くらい)には、全ての疑問が解決されていることを期待します。
合わせて読みたくなる本は、例えば、勝本信吾「量子の匠」(丸善出版)かな。
物質波
光子
不確定性原理
相補性
EPRパラドクスとベルの定理
ベルの不等式をテストする──からみあい状態
シュレーディンガーの猫
測定
量子情報と量子計算
原著刊行後にも、いろいろな実験やアイデアが現れているので、興味がつきません。しかし、量子力学が登場して100年目(あと10年くらい)には、全ての疑問が解決されていることを期待します。
合わせて読みたくなる本は、例えば、勝本信吾「量子の匠」(丸善出版)かな。