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読書は格闘技 単行本 – 2016/4/26
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〈「読書は格闘技」という考え方に立つと、「良書」の定義も変わってくる。
普通、良書というと、書いてあることが正しいものであり、正しい考え方であると思われる。
しかしながら、書いてあることに賛成できなくても、それが批判するに値するほど、一つの立場として主張、根拠が伴っていれば、それは良書と言える。
私は筋金入りの資本主義者であるが、そうした立場からしてもマルクスは読むに値する「良書」と言えるのだ〉
心をつかむ、組織論、グローバリゼーション、時間管理術、どこに住むか、才能、マーケティング、未来、正義、国語教育の文学等々、今を生き抜くために知っておくべきテーマについて、立場の異なる「良書」を能動的に読み、自らの考えを新たに形成していく。
格闘技としての読書体験を通じた、実践的な力が身に付く読書術とは何か。各テーマにおける必読の推奨ブックリストも収録。
【著者略歴】
瀧本哲史(たきもと てつふみ)
京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授。エンジェル投資家。東京大学法学部卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルティング業に従事したのち独立。著書に『武器としての決断思考』『僕は君たちに武器を配りたい』(「ビジネス書大賞」受賞作)『武器としての交渉思考』『君に友だちはいらない』『戦略がすべて』など。
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2016/4/26
- ISBN-104087716554
- ISBN-13978-4087716559
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2016/4/26)
- 発売日 : 2016/4/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 160ページ
- ISBN-10 : 4087716554
- ISBN-13 : 978-4087716559
- Amazon 売れ筋ランキング: - 346,260位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,155位ビジネス実用本
- カスタマーレビュー:
著者について

瀧本 哲史(たきもと てつふみ)
生年月日非公表。エンジェル投資家。経営コンサルタント。京都大学産官学連携本部イノベーションマネジメントサイエンス研究部門客員准教授。全日本ディベート連盟代表理事、全国教室ディベート連盟事務局長なども務める。
東京大学法学部卒業。学部卒業と同時に大学院をスキップして東京大学大学院法学政治学研究科助手に採用される。専攻は民法。助手の任期終了後は学界に残らず、1997年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社、主としてエレクトロニクス業界のコンサルティングに従事する。3年で独立し2000年、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建に取り組む。以後、企業再生やエンジェル投資家として活動しながら、京都大学で教鞭をとり、「意思決定論」「起業論」「交渉論」等を人気講義へと押し上げる。15年以上エンジェル投資(創業期における自己資本投資)を行い、IT、リサイクル、医療機器、コンテンツ、マテリアルなど幅広い業界に投資し、exit実績多数。
著書に『武器としての決断思考』、『武器としての交渉思考』(以上星海社)、『僕は君たちに武器を配りたい』〈2012年ビジネス書大賞受賞〉、『君に友だちはいらない』、『ミライの授業』(以上講談社)、『戦略がすべて』(新潮社)、『読書は格闘技』(集英社)等がある。NHK「NEWS WEB 24」では番組立ち上げよりコメンテイターを務め、好評を博した。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
そのエッセンスを一言で述べるならば、「批判的に、そして、背景を理解して読書せよ」ということでしょうか。
・・・
批判的にという観点では、テーマがあるとして、一つの見方を提示する書籍のほかに、正反対の意見・相反する意見の書籍も読んでみることを勧めています。そしてそれらについてあら捜しというか、論理のほつれ等に留意しながら読むように仰っています。
一例としましては、『読書とは他人に考えてもらうことだ』と主張するショーペンハウエルの「読書について」、バーサス、『能動的に読み、著者と対峙して、それまでの自分のものの見方と比較することで、考え方を進化させろ』と説く本書「読書は格闘技」。
まあ後者に軍配が上がってしまうのはやや手前味噌的な展開ですが、反対意見に耳を傾けることが苦手な私としては耳が痛い話でした。読書というのは単独作業で自己完結的ですので、このような反論読書ができればより幅広いものの見方ができるよなあと感じました。
・・・
背景を理解して、という点については、換言すれば、本の成立背景や歴史的背景までをも読み込んで読書せよ、ということと理解しました。
この点ではマキャベリの君主論の例が取り上げられています。曰く当作品は「マキャベリによる再就活エントリーシート」とのこと。クーデターにあい、上司に逃げられ、冤罪で収監され、晩年も失意のうちに亡くなったマキャベリ。そのような境遇の彼が再就職を狙い、過去の経験からルサンチマンと性悪論に依拠して「君主論」を書いたとするのならば、力強い独裁的君主の待望という極論として以上に「君主論」もよく理解できるだろう、というのです。
こういう話を聞くと、今更ながらに世界史の勉強は非常に大事だなあと感じてしまいます。定期的に歴史に目を通しておかないとこのような話題にリアクションが取れませんね。
もちろんそんな歴史の勉強なぞ気軽にできるものでもありませんが、それでも一冊の読書にとどまらず、ググって歴史背景確認する等の検証を行うなどすれば、より深い理解と読書体験が得られるのだろうと思いました。
・・・
このような調子で、瀧本氏の視点で古典から児童作品までをも深読み・深堀りしつつ紹介し、読書指南を行う作品でした。
テーマを改めて列記すると、読書、人心掌握、組織について、グローバリゼーション、時間管理、どこに住むか、才能、マーケティング、未来、正義、教養、国語教育、児童文学が語られます。テーマに沿って対照的な2作品を瀧本視点で読み込み、加えて参考文献がさらに各章6冊挙げられます。
読書好きの人はこの本を読んだら「私も本を読みたい」となること請け合いです。ただ、ここまで批判的な読書ができるようになるまでには相当な訓練・時間・読書量が必要かと思います。要は相当真剣に取り組まないとたどり着けない境地にも見えます。
それでもなお、やはり本書は読書のすばらしさを伝える良書だと思います。最近読書してないなあ、何か本が読みたいなあ、という方は是非読んでみてほしいと思います。新たな読書の地平が開けるのではないでしょうか。
ーこれが、この本で瀧本さんが一番伝えたいメッセージだと思います。
それを踏まえて、この本では、瀧本さんがあるテーマについて、視点(メッセージや価値観)が大きく異なった2冊の本を「戦わせて」、そのテーマについて更なる深掘りをしています。
そして、瀧本さん自身の解説すらも、読者には「批判的に読むことで自らの読解力と思考力を鍛えて欲しい」と、踏み台とするように伝えています。
が、もちろんそのような読み方をするのもいいですが、実際にそこまでの知的訓練をするには、時間が足りない方も多いと思います。
ですので、この本を読むことで、単純に「瀧本さんはこんな風に考えているのか(こんな見方もあるのか)」ということを知ったり、「こんなテーマについてこんな本が書かれているのか」ということを知る、あるいはそこからその本を実際に読んでみる、ということに繋げるためのきっかけのための本として活用するのもいいのではないか、と思います。
面白くないんですよね、なんだか。
同じ分野の相反するテーマを扱う本を対決させる、みたいな構図の本になってます。が、なんだか上手くいってない本に感じます。
一つの章を読み終わっても何が言いたいのかあまり分からなくて面白くない。
完全に私の読解力不足なのですが面白くなくて断念するほどでした、残念。
彼は著作から教わろうという受け身の立場ではなく、また暇つぶしに著書を読んでみようという傍観者的観客ではない
いつも対等に真剣に向き合っていた読書生活が目に浮かぶ
その姿は市井の道行く人と真剣にダイアローグを繰り返したソクラテスを想起させる
その彼が著した戦闘的な読書感想文である
著者はいつもクリアーでクレバーでわかりやすい文章を書くが、絵本から古典まで上げられている本書も例外ではない
もっとも原典に当たるには相応の知的能力が必要とされるが、この著書を受け身の立場で読むなら、中学生レベルでもできるだろう それでも十分面白いし、ためになる
著者の知り合いでも何でもない一読者だが、彼の訃報に接して、胸塞ぐ思いをした
クリアーでクレバーな頭脳(映像記憶力もあったようだ)、しかも自働的に稼働し続けるというのは一種の苦痛かもしれないが、それをエゴや権力の拡大に利用せず、どこか社会やホモサピエンスへの愛情や信頼を感じさせるように使ってくれていた
民法大家の内田貴の助手だったところをみると、内田も彼の才能を愛していたのではないか
自働稼働してしまうハートを休める術を知っていたら、さらに多彩な業績を残せていたのではないかと思うと残念でならない
ご冥福を祈る
本の読み方については、『本をよむ本』がおすすめです。また、現代文の大学受験用参考書にも、簡単でかつ「読み方」が趣旨のものはいくつかあり、これらの方が本書よりも役に立つと思われます。
しかし、本書の長所は別にあり、それは役に立つテーマについて数冊ずつ紹介している点にあります。例としては、人を味方につける方法、時間管理法、マーケティングなどです。
結論としてはある程度読む力をつけてから、さあ何を読もう、という時に使うべき本だと思われます。