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当世書生気質 (岩波文庫 緑 4-2) 文庫 – 2006/4/14
坪内 逍遙
(著)
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- ISBN-104003100425
- ISBN-13978-4003100424
- 出版社岩波書店
- 発売日2006/4/14
- 言語日本語
- 本の長さ321ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2006/4/14)
- 発売日 : 2006/4/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 321ページ
- ISBN-10 : 4003100425
- ISBN-13 : 978-4003100424
- Amazon 売れ筋ランキング: - 142,560位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月1日に日本でレビュー済み
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本当に「一読三嘆」という副題が効いていると思いました。明治10年頃の書生の生態が多分坪内逍遥の実体験をベースに書いたものと思われますが、生真面目な人から自堕落の極致というような人まで余すところなく描写されていて「へえー、こんな感じだったんだね・・・」と面白く読みました。また、全体の書き振りが「小説神髄」の自分で唱えた小説とはかくあるべしという規矩に全く合っていないで筆の走るままに書いてしまった結果江戸時代の戯作そのものといった調子になっているのがご愛敬で、かえって今日改めて読んでみて興味深く感じる原因になっているのはやはり理論と実践は往々にして一致しないものだということですかね? でも、旧弊な難しい語句が頻出する割には興味に駆られてすらすらと読めました。これは色々な意味で名作と言えるでしょう。
2006年4月19日に日本でレビュー済み
いや、冗談抜きに面白いです。
現代の文に慣れきった人には敷居が高いかもしれませんが、
歯切れの良い文章にコミカルかつ忠実な描写、
読者をニヤニヤさせるばかりじゃなく、人間の機微を見事に書き切ってます。
明治初年の華やかな文明開化の様子、当時の学生模様を知りたい人はぜひ一読を。
しかし、昔も今も学生は大して変わりませんなぁ…
現代の文に慣れきった人には敷居が高いかもしれませんが、
歯切れの良い文章にコミカルかつ忠実な描写、
読者をニヤニヤさせるばかりじゃなく、人間の機微を見事に書き切ってます。
明治初年の華やかな文明開化の様子、当時の学生模様を知りたい人はぜひ一読を。
しかし、昔も今も学生は大して変わりませんなぁ…
2020年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
野口英世が名前を「清作」から「英世」に改名した理由として、多くの伝記に書かれているのは、坪内逍遥の「当世書生気質」の登場人物である野々口清作が放蕩の上自殺に至ったという話を野口英世が読んだためとされている。一方、野口の優れた伝記のひとつ「細菌とたたかった人々」によるとこれは正確ではないと指摘されていたので、本書を通読した。
20回にわかれる章のうち、野々口は第6回のみに登場(p81-90)。野々口は医学生で、仮病を使って親などから借金をしているが、放蕩の程度というと、本人は衣服には金をかけていないので、他の学生に較べると自分は忍耐しているなどと言う軽い学生。他には第18回(下)で、野々口が起こした事件が新聞に書かれたらしいことが一行だけかかれている(事件の内容は不明p269)、第20回には「野々口は、放蕩家などと悪くはいへど、野々口の如きは利発者なり、あの術でお医者さまになった時には、きっとうまくやるに相違ない。p299」と結ばれている。つまり、本作で、野々口は登場場面があまりに短く、しかも特別印象に残るような悪い所業もないので、これが野口英世の改名の動機になったとは考えにくい。野口英世の伝記には、不正確な情報がいまだに入っているものが多いが、改名の件も誰が最初に書いたのかは不明だが、伝記の孫引きが生んだ結果であろう。
解説には坪内逍遥が本作を次のように自身で評価していることは、他書の評価と大きく異なる。「なまけ学生のいたづら書きに過ぎない。胎生期の主な作のように言われると、くすぐったくて、慚羞に堪えない。小説神髄の主張と矛盾するのもつまり、本作が先に出来、論の方は後れてしあげれれたからで、私の勧善懲悪主義の攻撃は徹底したものでなかったp314、312」。また20回のむすびには「当篇の眼目といへば兄妹再会といふ事にありて、書生の気質といふ事にあらねば、その表題には背くに似たれど、作者は専らに意匠を凝らして、前者に都合のよき趣向を設けつ。p301」としている。
よって、作者の意図としては、当時の書生(=学生p315)の様子を描くことが主眼ではなかったし、「小説神髄」の理論を実践編p311でもなかった。ただ、解説で宗像和重は「一過性の新興階級としての書生に注目し独自性と卓越性を主張し得るp319」としており、私も作品が作者を離れて意味をもつという、いわばテクスト論的な観点から同感である。
作者は本作を「旧悪全書」として、「逍遥選集」の本巻に収めず別冊に収めたp320ことでも明らかだが、高く評価はしていない。通読すると完成度は低く、たとえば第15回などは、前後の回との関連も含めて内容がとりにくい。各回の最初には数ページ、作者が文語でエッセーのようなものを書いているのだが、本文との関連が薄く内容も意味のないものが多い。これに続く会話は口語で読みやすいものが多い。内容は、芸妓の田の次と学生の小町田の恋愛の行方がメインと言ってよいが、この部分では完結していない。作者は本作の続編を執筆予定と本編の中でも書いているので、わざと、メインの話に結末をつけずに含みをもたせたのかもしれない。他は生き別れた兄妹の再会が、もうひとつの柱となるが、これは読者には、予想のついた展開ではあるが、結びの前に一ひねりされているところが優れている。とはいえ、これら二つの主筋は、時代がかっており、江戸時代の芝居を聞かされているような内容。一方、題名にある、当時の学生の思想・生活ぶりは生き生きと描かれており、作者自身が東大生であったためであろうが、当時の東京の文化・世相・生活様式などとともに描かれており、時代を切り取ったものとなっている。なお、当時はハンセン病が遺伝病であると誤って信じられていた記載があるp279が、これは解説で注に記載が誤りであることが書かれている(ハンセン病は細菌感染症)。
解説p312によると、初版の挿絵のうち、「第一、九冊の色刷口絵は省いた」とある。本作の最終ページに作者は「先生第九号の口絵の一件はどうなりましたかp302」と聞かれて意味のとれない返事をしているが、省かれた口絵があれば、ここの文章が意味のとれるものになるのかについては不明。
以下は抜粋。
寡欲々々と、仙人主義を再興して、今の人間の大望をば、制へんとする輩ありp124
男女は互いに相慕うは名のみにして、その実その人をば慕うにあらで、その眉、その眼、その容姿、その腰つきをば慕えるなりp199
20回にわかれる章のうち、野々口は第6回のみに登場(p81-90)。野々口は医学生で、仮病を使って親などから借金をしているが、放蕩の程度というと、本人は衣服には金をかけていないので、他の学生に較べると自分は忍耐しているなどと言う軽い学生。他には第18回(下)で、野々口が起こした事件が新聞に書かれたらしいことが一行だけかかれている(事件の内容は不明p269)、第20回には「野々口は、放蕩家などと悪くはいへど、野々口の如きは利発者なり、あの術でお医者さまになった時には、きっとうまくやるに相違ない。p299」と結ばれている。つまり、本作で、野々口は登場場面があまりに短く、しかも特別印象に残るような悪い所業もないので、これが野口英世の改名の動機になったとは考えにくい。野口英世の伝記には、不正確な情報がいまだに入っているものが多いが、改名の件も誰が最初に書いたのかは不明だが、伝記の孫引きが生んだ結果であろう。
解説には坪内逍遥が本作を次のように自身で評価していることは、他書の評価と大きく異なる。「なまけ学生のいたづら書きに過ぎない。胎生期の主な作のように言われると、くすぐったくて、慚羞に堪えない。小説神髄の主張と矛盾するのもつまり、本作が先に出来、論の方は後れてしあげれれたからで、私の勧善懲悪主義の攻撃は徹底したものでなかったp314、312」。また20回のむすびには「当篇の眼目といへば兄妹再会といふ事にありて、書生の気質といふ事にあらねば、その表題には背くに似たれど、作者は専らに意匠を凝らして、前者に都合のよき趣向を設けつ。p301」としている。
よって、作者の意図としては、当時の書生(=学生p315)の様子を描くことが主眼ではなかったし、「小説神髄」の理論を実践編p311でもなかった。ただ、解説で宗像和重は「一過性の新興階級としての書生に注目し独自性と卓越性を主張し得るp319」としており、私も作品が作者を離れて意味をもつという、いわばテクスト論的な観点から同感である。
作者は本作を「旧悪全書」として、「逍遥選集」の本巻に収めず別冊に収めたp320ことでも明らかだが、高く評価はしていない。通読すると完成度は低く、たとえば第15回などは、前後の回との関連も含めて内容がとりにくい。各回の最初には数ページ、作者が文語でエッセーのようなものを書いているのだが、本文との関連が薄く内容も意味のないものが多い。これに続く会話は口語で読みやすいものが多い。内容は、芸妓の田の次と学生の小町田の恋愛の行方がメインと言ってよいが、この部分では完結していない。作者は本作の続編を執筆予定と本編の中でも書いているので、わざと、メインの話に結末をつけずに含みをもたせたのかもしれない。他は生き別れた兄妹の再会が、もうひとつの柱となるが、これは読者には、予想のついた展開ではあるが、結びの前に一ひねりされているところが優れている。とはいえ、これら二つの主筋は、時代がかっており、江戸時代の芝居を聞かされているような内容。一方、題名にある、当時の学生の思想・生活ぶりは生き生きと描かれており、作者自身が東大生であったためであろうが、当時の東京の文化・世相・生活様式などとともに描かれており、時代を切り取ったものとなっている。なお、当時はハンセン病が遺伝病であると誤って信じられていた記載があるp279が、これは解説で注に記載が誤りであることが書かれている(ハンセン病は細菌感染症)。
解説p312によると、初版の挿絵のうち、「第一、九冊の色刷口絵は省いた」とある。本作の最終ページに作者は「先生第九号の口絵の一件はどうなりましたかp302」と聞かれて意味のとれない返事をしているが、省かれた口絵があれば、ここの文章が意味のとれるものになるのかについては不明。
以下は抜粋。
寡欲々々と、仙人主義を再興して、今の人間の大望をば、制へんとする輩ありp124
男女は互いに相慕うは名のみにして、その実その人をば慕うにあらで、その眉、その眼、その容姿、その腰つきをば慕えるなりp199
2014年2月20日に日本でレビュー済み
小説とは人情描写だったけ?)。「小説神髄」で江戸戯作の勧善懲悪や
リアルでないキャラ造形などを批判した逍遥。
当時の新風俗?だった書生さんたちの生態を闊達に模写した小説(今な
らなんだろ?キャバ嬢とかが題材になるのかな?)
でも、文体的には江戸戯作の影響をたぶんにのこしてて、
「声に出して読みたい日本語」的な名調子な感じで、登場人物もまだ舞台
のコマ的で、今風の内面描写は二葉亭に較べるとまだまだ浅い。
そういう意味でまだ戯作風。
リアルでないキャラ造形などを批判した逍遥。
当時の新風俗?だった書生さんたちの生態を闊達に模写した小説(今な
らなんだろ?キャバ嬢とかが題材になるのかな?)
でも、文体的には江戸戯作の影響をたぶんにのこしてて、
「声に出して読みたい日本語」的な名調子な感じで、登場人物もまだ舞台
のコマ的で、今風の内面描写は二葉亭に較べるとまだまだ浅い。
そういう意味でまだ戯作風。
2016年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本がなければ彼はただの凡人で終わっていたと言われる運命の本です!これと映画”遠き落日”は必見です!
2012年7月8日に日本でレビュー済み
一般的な「文学史」評価では、逍遥が「小説神髄」で示した近代小説の理念を、
作者幼少期の「戯作三昧」の影響で果しえていないというのが定説ですが、
当時の書生風俗が垣間見られそれはそれで興味深いです。
とくに美少年好きの自称硬派学生(ど近眼)の温泉での失態は抱腹ものです。
ちなみに逍遥の衣鉢を継いだ長谷川二葉亭の「浮雲」、最初はどこが言文一致の心理写実証小説じゃい!!
と立腹しましたが、巻を進むうち、その細やかな文章に魅了させました。
作者幼少期の「戯作三昧」の影響で果しえていないというのが定説ですが、
当時の書生風俗が垣間見られそれはそれで興味深いです。
とくに美少年好きの自称硬派学生(ど近眼)の温泉での失態は抱腹ものです。
ちなみに逍遥の衣鉢を継いだ長谷川二葉亭の「浮雲」、最初はどこが言文一致の心理写実証小説じゃい!!
と立腹しましたが、巻を進むうち、その細やかな文章に魅了させました。
2007年7月1日に日本でレビュー済み
明治に書かれた文章のため、
少しわかりにくい部分もあります。
しかし、ストーリーとしては、
二転三転と非常におもしろい。
昼メロになりそうな感じです。
しかし、ここに出てくる書生が
当時の大学生だとすると、
昔の学生はよく勉強した、というのは
ウソなんですかねえ。
学校行かず、門限破って遊んでばかり。
ちなみに、この内容、現代だと
キャバクラ嬢と大学生のラブストーリーに
なるんでしょうか・・・
少しわかりにくい部分もあります。
しかし、ストーリーとしては、
二転三転と非常におもしろい。
昼メロになりそうな感じです。
しかし、ここに出てくる書生が
当時の大学生だとすると、
昔の学生はよく勉強した、というのは
ウソなんですかねえ。
学校行かず、門限破って遊んでばかり。
ちなみに、この内容、現代だと
キャバクラ嬢と大学生のラブストーリーに
なるんでしょうか・・・