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幕末三舟伝 単行本 – 2007/11/1
頭山 満
(著)
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- 本の長さ340ページ
- 言語日本語
- 出版社国書刊行会
- 発売日2007/11/1
- ISBN-10433604984X
- ISBN-13978-4336049841
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登録情報
- 出版社 : 国書刊行会 (2007/11/1)
- 発売日 : 2007/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 340ページ
- ISBN-10 : 433604984X
- ISBN-13 : 978-4336049841
- Amazon 売れ筋ランキング: - 309,589位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 234位明治維新
- - 3,974位日本史一般の本
- - 50,485位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年10月6日に日本でレビュー済み
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幕末時代、明治時代を生きた頭山満翁が、当時の息吹をそのまま損なわれることなく見事に描き切った類まれな活きた本。数ある歴史本の中でも、トップにランキングされる価値ある本であろう。本来の真の日本史の当時代に触れてみたいという方には、新鮮味溢れるお薦めの必読本。また、勝海舟の本は多いが、高橋泥舟、山岡鉄舟の存在あっての勝海舟であった史実がある。高橋泥舟、山岡鉄舟の人物にも触れて、本当の日本史に触れてみよう。
2021年8月21日に日本でレビュー済み
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この本を手にする前までは、勝海舟に対するイメージは、よくなかった。こんなに裏で色々と動いていたとは、人の評価は一面で見てはいけませんね
2015年4月25日に日本でレビュー済み
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古来より先達が育て引き継いできたこの国のカタチを愛し守りたい、という愛国者には必須の書。
日本人が、戦後の「平和教育」によってかけられてきた売国的なマインドコントロールから覚醒するにあたり、かならず行き着くであろう巨人 頭山満翁の論述をまとめたもの。われわれが再び取り戻さねばならない歴史理解。歴史上重要な人物についての基礎知識の一つを、提供してくれる。
日本人が、戦後の「平和教育」によってかけられてきた売国的なマインドコントロールから覚醒するにあたり、かならず行き着くであろう巨人 頭山満翁の論述をまとめたもの。われわれが再び取り戻さねばならない歴史理解。歴史上重要な人物についての基礎知識の一つを、提供してくれる。
2015年3月7日に日本でレビュー済み
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旧版のままが望ましい。
活字を鮮明にするのは許容範囲と思う。
※後1単語(この意味が分かり難かった)
活字を鮮明にするのは許容範囲と思う。
※後1単語(この意味が分かり難かった)
2014年10月29日に日本でレビュー済み
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坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛、桂小五郎・・・・明治維新の英雄として、歴史ドラマや小説でも多く登場します。維新から百数十年経った今でもなお、勝者の視点で描かれる幕末像。もちろん彼らの偉業は語り継がれるべきですが、もうひとつ忘れてはならないのは、国難に立ち向かった幕臣の姿です。
幕府の瓦解、列強の干渉に際し、幕臣・勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟がとった行動は、現代を生きる我々にとって手本となる生き様です。国難の時代、志を持って困難に立ち向かおうとする若者には、ぜひ一読いただきたいと思います。
かくいう私も大学に奉職するにあたり、教育思想家でもあった勝海舟の歴史を学びなおしたいと考え、先輩諸氏の勧めもあって本著を手に取りました。
幕府の瓦解、列強の干渉に際し、幕臣・勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟がとった行動は、現代を生きる我々にとって手本となる生き様です。国難の時代、志を持って困難に立ち向かおうとする若者には、ぜひ一読いただきたいと思います。
かくいう私も大学に奉職するにあたり、教育思想家でもあった勝海舟の歴史を学びなおしたいと考え、先輩諸氏の勧めもあって本著を手に取りました。
2010年8月16日に日本でレビュー済み
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日本という国が世界に類を見ない、無血の革命「江戸城明け渡し」を含む「明治維新」をどの様に行ったのか、を生々しい感動を持って読み取ることが出来る。
内容は勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の三傑が、彼ら三様の個性と共通した思想信念に従って、幕末から維新への大きな波の中で関わり、果たした役割を綴りながら、この三舟を中心に彼らを取り巻く人々を評した内容となっている。
私は頭山満に興味を持って、この本を読むに至ったが、同様な興味をお持ちの方には併せて「凛―近代日本の女魁・高場乱」と「頭山満言志録」もお勧めする。
内容は勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の三傑が、彼ら三様の個性と共通した思想信念に従って、幕末から維新への大きな波の中で関わり、果たした役割を綴りながら、この三舟を中心に彼らを取り巻く人々を評した内容となっている。
私は頭山満に興味を持って、この本を読むに至ったが、同様な興味をお持ちの方には併せて「凛―近代日本の女魁・高場乱」と「頭山満言志録」もお勧めする。
2019年12月12日に日本でレビュー済み
何より、頭山翁がこの三舟を語るのが凄い
。西郷を語るのはいろんな著作で有名だが「幕末三舟伝」「英雄を語る(長州五傑)」
は名著です。読む価値あり。
。西郷を語るのはいろんな著作で有名だが「幕末三舟伝」「英雄を語る(長州五傑)」
は名著です。読む価値あり。
2010年5月13日に日本でレビュー済み
江戸城無血開城に尽力した三舟(勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟)の評伝を頭山満が語り、武劉生がまとめた一冊。日本の豪傑ナンバーワンにも輝いた頭山満の知名度を生かした三舟の評伝ともいうべき内容に仕上がっている。
江戸城無血開城といえば西郷隆盛と勝海舟だが、幕府側の高橋泥舟、山岡鉄舟がここまでかかわっていたとは知らなかった。勝海舟の『氷川清話』においては自身が中心にあり、わずかに山岡鉄舟と大久保一翁のことが語られている程度。
本書を通じて、頭山満としては高橋泥舟を評価したかったのではと思う。
本書の初めには「勝海舟と来島恒喜」の一節があるが、頭山満は勝海舟と会談をしようと思えばできたにも関わらず、会わなかったのは高橋泥舟を慮ってのことと思う。谷中霊園にも来島恒喜の墓を建てたのは勝海舟だが、現在は頭山満が建てなおしたものとなっている。故人の墓をなぜ、頭山満が建てなおしたのかが分からなかったが、徳川慶喜に対する忠義として高橋泥舟は新政府の役職につかなかった。しかしながら、勝海舟は政府の役人となった。その武士としての忠義という点での対抗意識があったのではと思う。
また、西南戦争勃発前、筑前福岡藩主であった黒田長溥は柳原前光の副使として鹿児島入りして暴発を押さえる動きをしたが、勝海舟は出向かなかった。正面切って批判はしないものの、勝海舟は鹿児島に出向くこともせずに西郷隆盛を見殺しにしたという考えもあるのかもしれない。
さらに、日清戦争に対して玄洋社は推進派、勝海舟は反対派という意見の対立もあったのではと思う。
幕末から維新にかけて、様ざまな駆け引きが人物を通して見えてくることに興味がつきない。
このなかで、清河八郎の墓所が小石川伝通院に設けられた経緯が語られているのが、興味深かった。
江戸城無血開城といえば西郷隆盛と勝海舟だが、幕府側の高橋泥舟、山岡鉄舟がここまでかかわっていたとは知らなかった。勝海舟の『氷川清話』においては自身が中心にあり、わずかに山岡鉄舟と大久保一翁のことが語られている程度。
本書を通じて、頭山満としては高橋泥舟を評価したかったのではと思う。
本書の初めには「勝海舟と来島恒喜」の一節があるが、頭山満は勝海舟と会談をしようと思えばできたにも関わらず、会わなかったのは高橋泥舟を慮ってのことと思う。谷中霊園にも来島恒喜の墓を建てたのは勝海舟だが、現在は頭山満が建てなおしたものとなっている。故人の墓をなぜ、頭山満が建てなおしたのかが分からなかったが、徳川慶喜に対する忠義として高橋泥舟は新政府の役職につかなかった。しかしながら、勝海舟は政府の役人となった。その武士としての忠義という点での対抗意識があったのではと思う。
また、西南戦争勃発前、筑前福岡藩主であった黒田長溥は柳原前光の副使として鹿児島入りして暴発を押さえる動きをしたが、勝海舟は出向かなかった。正面切って批判はしないものの、勝海舟は鹿児島に出向くこともせずに西郷隆盛を見殺しにしたという考えもあるのかもしれない。
さらに、日清戦争に対して玄洋社は推進派、勝海舟は反対派という意見の対立もあったのではと思う。
幕末から維新にかけて、様ざまな駆け引きが人物を通して見えてくることに興味がつきない。
このなかで、清河八郎の墓所が小石川伝通院に設けられた経緯が語られているのが、興味深かった。