事故前と事故後の原子力推進の文言が変化している事が説明されているのが良い。
この部分を深く掘り下げて書かれている本書は教本として最適であるけど、原子力の学校には採用されないだろう。理由は言わずもがなである。
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原子力推進の現代史: 原子力黎明期から福島原発事故まで (日本女子大学叢書 16) 単行本 – 2014/9/1
秋元 健治
(著)
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- 本の長さ308ページ
- 言語日本語
- 出版社現代書館
- 発売日2014/9/1
- 寸法13.8 x 2.6 x 19.5 cm
- ISBN-104768457355
- ISBN-13978-4768457351
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登録情報
- 出版社 : 現代書館 (2014/9/1)
- 発売日 : 2014/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 308ページ
- ISBN-10 : 4768457355
- ISBN-13 : 978-4768457351
- 寸法 : 13.8 x 2.6 x 19.5 cm
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2021年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は日本における原子力の歴史を総括的にバランスよくまとめた良書です。
これまで日本の原子力開発に関する総括的な歴史書と言えば、『新版 原子力の社会史』がよく知られていましたが、
本書はその『新版 原子力の社会史』を補完し、新たな視点を与えるものとして貴重であり、ぜひ一読をオススメします。
私はこれまで原発関連の本を50冊近く読んできました。主に3.11へと至る歴史の本が中心ですが、それらは一般に
(a)制度の生成・発展を中心とするマクロの歴史
(b)特定のテーマ(主体、地域など)を中心とするミクロの歴史
に分けられるのではないかと思います。例えば『新版 原子力の社会史』は(a)であり、 六ヶ所村の記録――核燃料サイクル基地の素顔(上) (岩波現代文庫) や 「東京電力」研究 排除の系譜 (角川文庫) などは(b)だと思います。
そうした中で本書の特色は、ミクロ・マクロ両方にバランスのとれた記述にあると思います。すなわち、制度を中心としたマクロの歴史に軸足を置きつつも、原発利権に群がる個々の政治家・官僚・財界人の行動や原発立地に抵抗する住民たちの訴訟エピソードも多く盛り込むなど、ミクロの歴史にも配慮したバランスのある記述だと思います。
『新版 原子力の社会史』との比較で言えば、本書の特色として
(1) 「原賠法」や「補償契約法」、「電源三法」など原子力政策において極めて重要な法律について詳しい説明がなされている
(2) 海外先進国の状況が多く紹介されている
(3) いわゆる原子力ムラの利権構造により踏み込んだ記述がなされている(例えば、経産省の天下り、電力会社から自治体への匿名寄付、原子力委員会・原子力安全委員会の会議時間の短さなど)
(4) 原発訴訟や被爆労働などのエピソードが豊富に盛り込まれている
などの点が挙げられると思います。
全体として、私は著者の冷静な筆致に大変好感を持ちました。著者は決して安易な感情論に陥ることなく、あくまで事実と論理によって客観的に原子力の歴史を紐解いています。
最後に本書の内容とは関係ないですが、出版社の方には出来ればもう少しやわらかい紙質の本にしていただきたかったです。本の紙質は重要だと思います。その点が唯一残念でした。
[追記] 日本の原子力政策の本質に最も体系的に迫っている本は他に、
・ FUKUSHIMAレポート 原発事故の本質
・ 原発メルトダウンへの道: 原子力政策研究会100時間の証言
があります。この2冊は特に秀逸なので、未だ読まれていない方は本書とともにぜひ参考にして下さい。
これまで日本の原子力開発に関する総括的な歴史書と言えば、『新版 原子力の社会史』がよく知られていましたが、
本書はその『新版 原子力の社会史』を補完し、新たな視点を与えるものとして貴重であり、ぜひ一読をオススメします。
私はこれまで原発関連の本を50冊近く読んできました。主に3.11へと至る歴史の本が中心ですが、それらは一般に
(a)制度の生成・発展を中心とするマクロの歴史
(b)特定のテーマ(主体、地域など)を中心とするミクロの歴史
に分けられるのではないかと思います。例えば『新版 原子力の社会史』は(a)であり、 六ヶ所村の記録――核燃料サイクル基地の素顔(上) (岩波現代文庫) や 「東京電力」研究 排除の系譜 (角川文庫) などは(b)だと思います。
そうした中で本書の特色は、ミクロ・マクロ両方にバランスのとれた記述にあると思います。すなわち、制度を中心としたマクロの歴史に軸足を置きつつも、原発利権に群がる個々の政治家・官僚・財界人の行動や原発立地に抵抗する住民たちの訴訟エピソードも多く盛り込むなど、ミクロの歴史にも配慮したバランスのある記述だと思います。
『新版 原子力の社会史』との比較で言えば、本書の特色として
(1) 「原賠法」や「補償契約法」、「電源三法」など原子力政策において極めて重要な法律について詳しい説明がなされている
(2) 海外先進国の状況が多く紹介されている
(3) いわゆる原子力ムラの利権構造により踏み込んだ記述がなされている(例えば、経産省の天下り、電力会社から自治体への匿名寄付、原子力委員会・原子力安全委員会の会議時間の短さなど)
(4) 原発訴訟や被爆労働などのエピソードが豊富に盛り込まれている
などの点が挙げられると思います。
全体として、私は著者の冷静な筆致に大変好感を持ちました。著者は決して安易な感情論に陥ることなく、あくまで事実と論理によって客観的に原子力の歴史を紐解いています。
最後に本書の内容とは関係ないですが、出版社の方には出来ればもう少しやわらかい紙質の本にしていただきたかったです。本の紙質は重要だと思います。その点が唯一残念でした。
[追記] 日本の原子力政策の本質に最も体系的に迫っている本は他に、
・ FUKUSHIMAレポート 原発事故の本質
・ 原発メルトダウンへの道: 原子力政策研究会100時間の証言
があります。この2冊は特に秀逸なので、未だ読まれていない方は本書とともにぜひ参考にして下さい。
2016年2月7日に日本でレビュー済み
日本の原子力利用がどのように推進されてきたかを、広い視野からバランスよく記述してあり、大変説得力のある教科書的な本です。
この分野の多くの本を読んで来た者にとっても、一度鳥瞰的に全貌を眺め直す際に格好の頭の整理をしてくれます。
また、政策推進者たちの具体的な行動にもよく目配りがしてあり、著者の努力が窺えます。
たとえば、第11章に原子力委員会や原子力安全委員会の会議の様子や毎回の消費時間が書いてありますが、5分、10分、20分程度であったということを克明に跡づけています。
大学の学生さん向けに書かれたようですが、この分野のさまざまな本を読んでくたびれている人にも役にたちます。
この分野の多くの本を読んで来た者にとっても、一度鳥瞰的に全貌を眺め直す際に格好の頭の整理をしてくれます。
また、政策推進者たちの具体的な行動にもよく目配りがしてあり、著者の努力が窺えます。
たとえば、第11章に原子力委員会や原子力安全委員会の会議の様子や毎回の消費時間が書いてありますが、5分、10分、20分程度であったということを克明に跡づけています。
大学の学生さん向けに書かれたようですが、この分野のさまざまな本を読んでくたびれている人にも役にたちます。