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京都ジフテリア予防接種禍事件: 69人目の犠牲者 (新風舎文庫 た 122) 文庫 – 2005/8/1
田井中 克人
(著)
- 本の長さ319ページ
- 言語日本語
- 出版社新風舎
- 発売日2005/8/1
- ISBN-104797495804
- ISBN-13978-4797495805
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2017年11月16日に日本でレビュー済み
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「もっと早く読むべき本だった」という後悔の念が強く残りました。昭和23年(1948)といえば、私が大学を出て初めて微生物学の領域に入った年です。担当はジフテリアでした。戦後、雨後の筍のように林立したワクチン業界はこの事件によって存続できなくなり、私の所属した研究所もその中の一つになりました。まさに戦後、日本におけるワクチン禍事件の第1号だったのです。厚生労働省の前庭に立つ「誓いの碑」の中に、この事件について触れられていないことが今になって不思議に感じています。犠牲となった幼い子供らの生家を一軒一軒訪ねて記録を残された著者に心からの敬意を表します。また、幼い御霊に捧げられた追悼の短歌に胸を打たれました。弟を交通事故で亡くした私として、涙なくしては読めませんでした。このような事件を防ぐためにも、我々医療関係者は最大の注意を払うべきであることをいまさらのように痛感しています。この本を通して犠牲になられた幼い御霊に対し心から追悼の念を捧げます。
2014年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かつて戦後、ワクチン接種が罰則つきで導入された時期、それも戦後の物資や実験動物などが困窮していた時代に起こってしまった世界のワクチン史に残る悲劇でもあるジフテリアトキソイド事件を詳細に記した良書。著者自体もワクチン接種を受けた最後の生存者という事であるが、詳細な聞き取りを含めた貴重な調査結果でもあると思う。この事件を機に、GHQのサムスは大きくワクチンの検定制度を変えたし、今の日本の制度の根幹である様々なものが作られた。この分野に関わる医師や製造販売業社、行政関係者が必ず読むべき必読書とも言える。