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ゲマインシャフトとゲゼルシャフト 下―純粋社会学の基本概念 (岩波文庫 白 207-2) 文庫 – 1957/12/20
人間の意志を本質意志と選択意志に区分し、この2典型に対応して社会を実在的有機的生活としてのゲマインシャフトと、観念的機械的構成体としてのゲゼルシャフトに区別して社会生活の根本問題を分析する。この方法で19世紀における合理主義と歴史主義の対立の綜合克服を試みたところに本書の特色がある。(全2冊)
- 本の長さ234ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1957/12/20
- ISBN-104003420721
- ISBN-13978-4003420720
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
難解ではあるが人間社会を根源の深さまで抉り形態化した必読書、古典というべきか。
2012年2月25日に日本でレビュー済み
下巻は、上巻で定義して立論をしたゲマインシャフト/ゲゼルシャフトおよびその背後に働く本質意志/選択意志が実際の社会状態でどのように現れるかの具体例を示すことから始まり、その筋合いから自然法の成立と共同体の仕組みをあわせて論じようとする第三篇が続き、最後に結論を付している。上巻で読んだとおり議論の進み方は演繹的な傾きがあり、素直に頷けないところもあるが、共同体のつくりを語るときには時にとてもリアルで、ゲゼルシャフトに関する議論でそんな印象が強い。
読んでみたところ、ここで論じられているようなゲマインシャフト/ゲゼルシャフトという視点で社会状態を眺めてみると、昨今はゲマインシャフト的なイメージというか幻像をはびこらせようとするゲゼルシャフトの手管が顕示的になっているというか、ピアノ線が見えている操りっぷりが目に付く。二重皮膜というか二枚舌というか、自分たちのいる場の見かけや語り口を考え直すには面白いアイディアが埋まっている著書ではないか。仮設的な概念規定で遠くを見ようとする学者の面目躍如の一冊。
読んでみたところ、ここで論じられているようなゲマインシャフト/ゲゼルシャフトという視点で社会状態を眺めてみると、昨今はゲマインシャフト的なイメージというか幻像をはびこらせようとするゲゼルシャフトの手管が顕示的になっているというか、ピアノ線が見えている操りっぷりが目に付く。二重皮膜というか二枚舌というか、自分たちのいる場の見かけや語り口を考え直すには面白いアイディアが埋まっている著書ではないか。仮設的な概念規定で遠くを見ようとする学者の面目躍如の一冊。