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〈霊〉の探究: 近代スピリチュアリズムと宗教学 単行本 – 2005/10/1
津城 寛文
(著)
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社春秋社
- 発売日2005/10/1
- ISBN-104393291948
- ISBN-13978-4393291948
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登録情報
- 出版社 : 春秋社 (2005/10/1)
- 発売日 : 2005/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 272ページ
- ISBN-10 : 4393291948
- ISBN-13 : 978-4393291948
- Amazon 売れ筋ランキング: - 591,622位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書、こうした試みの鬼っ子的な性格からジャンル分けに困るものの、歴とした専門書、研究書である。一頃のブームによってマスメディアにおいても言葉が一人歩きし、手垢が付きすぎてどうしようもなくなってしまった「スピリチュアル」という言葉の真っ当な背景を、十九世紀の「スピリチュアリズム」勃興期の思想運動に的を絞って辿り直し、その内実の今日的な意味を再検討する試みである。余りにも多岐にわたる主題を整理するために著者は「近代スピリチュアリズム」という物差しを導入し、議論を絞り込み、かなりの荒技を使って論述の拡散を防いでいる。その分取り扱う幅が随分狭く、物足りない面もあるが、本書のように一種禁欲的な手続きを導入しない限り雑駁な議論に終始し、ありがちないわゆる「スピリチュアル」関連のいかがわしい面々のカタログコレクションになってしまい、真摯で真っ当なものも出鱈目なものも一緒くたという事態に陥りかねないであろう。その意味で本書の戦略はかなりの成功を収めていると言える。本書において著者は、さらに念を入れてこの「近代スピリチュアリズム」勃興期に誕生した「近代宗教学」とその祖マックス・ミュラーとの接点という観測点を導入し、スピリチュアリズム運動が投げかけた、あるいは本来投げかけることができたはずの学問的な問題提起を炙り出そうと試みている。こちらは時代も近く、地理関係も近く、さらに問題意識もかなり接近しているものの、明確な文献的連関が見いだせないために、あくまで推測にとどまらざるを得ない分、風通しが悪い議論に終始しているが、タイトルにもある「霊」の探求ということを、学問的な議論の連関の中に引き込もうとする以上は避けることができない手続きであろう。つまり、この風通しの悪さは著者の責任ではなく、本書のような主題を扱う場合の問題連関には不可避の難しさなのである。それは例えばこの手の文献が、引用という形での学問的な足場固めを屡々意図的にやり過ごすという慣例によってもいる。もちろん、そうした慣例には屡々それなりの必然性があり、そのこともこうした分野の探求の難しさの一つのファクターなのであるが...。本書、苦戦の跡が伺われる荒削りな試みであるが、目下のところ著者以外にはできない仕事であろうと思われる。該博な知識も素晴らしい。続編を期待するところである。
2017年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近代オカルティズム、神智学とスピリチュアリズムの流れや違いについて理解が深まる本、但しある程度の知識がないといちいち立ち止まってwebなどで確認する必要があり一定の文献講読力が必要。
また、肝心の「宗教学とスピリチュアリズムとの比較を試みる」部分がかなり薄くそこは残念。
これを元に宗教とスピリチュアリズムの比較研究を自分なりに進めたい人向け
また、肝心の「宗教学とスピリチュアリズムとの比較を試みる」部分がかなり薄くそこは残念。
これを元に宗教とスピリチュアリズムの比較研究を自分なりに進めたい人向け