疫病神か、ビラが弱過ぎたのか? グリーリッシュが不名誉記録を樹立

2016.05.19 16:30 Thu
Getty Images
アストン・ビラのU-21イングランド代表MFジャック・グリーリッシュが、不名誉なプレミアリーグ記録を樹立してしまった。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えている。
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▽今シーズン、アストン・ビラは、3勝27敗8分けと圧倒的な弱さで、1987-88シーズン以来のチャンピオンシップ(イングランド2部)降格の憂き目を味わった。
▽その中で若きスターとして活躍が期待されたグリーリッシュだったが、ピッチ外での素行不良ばかりが目立ち、肝心のプレーではほとんどチームに貢献することができなかった。さらに同選手は、今シーズンのプレミアリーグにおいて出場した全試合で敗れるという不名誉な記録を打ち立ててしまった。

▽これまでのプレミアリーグ記録は、アイルランド人MFショーン・ソーントン(現ドロヘダ・ユナイテッド)が、2002-03シーズンのサンダーランド時代に記録した11試合出場11敗というものだった。しかし、今シーズンのグリーリッシュは、出場した16試合で全てに敗れており、大幅な記録更新となった。

▽この記録に関しては、もちろんチームのパフォーマンスが大きな要素を占めているが、16試合出場で1ポイントも勝ち点を得られていないのは、やはり異常といえるかもしれない。
▽選手としてかなり“持ってない”グリーリッシュだが、レアル・マドリーで活躍するウェールズ代表MFガレス・ベイルも、トッテナム時代にデビューからリーグ戦24試合未勝利(引き分けを含む)という不名誉記録を残しており、いつか今回のことを笑える日が来るはずだ。

▽なお、トゥーロン国際大会に臨むU-21イングランド代表に初招集されたグリーリッシュは、27日にU-23日本代表と対戦する。日本としては、この試合でもグリーリッシュの加護を期待したいところかもしれない。

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