日本メディアが中国軍艦のダメージコントロールを「酷評」、専門家は「差があるのは確か」―中国紙

2014年08月11日



中国紙・銭江晩報は8日、「日本メディアが中国軍艦のダメージコントロールを『酷評』、専門家は『差があるのは確か』」と題した記事を掲載した。

2014年の環太平洋合同演習で公開された中国の駆逐艦「海口」号を見学した日本の軍事雑誌記者が海口号のダメージコントロールの欠如ぶりを酷評した。たとえば、海口号の消火設備は通路に消火器が置かれているだけ。救命胴衣も壁に固定されないまま置かれている。食堂のテーブルや椅子も床に固定されていないため、嵐に見舞われれば簡単に動いてしまう。

この記者は「木製の民用家具」が大量に軍艦に置かれているのを見て、「防火面で不合格」だと指摘、「中国軍艦は生命力にかかわる多くの点で、NATO基準と比べると改善の余地が大いにある」と結論付けた。これに対し、海軍工程大学の浦金雲教授は「わが海軍艦艇の生命力に関する技術は世界の先進レベルに近づいているが、ダメージコントロールの技術における差は大きい」と指摘している。

(編集翻訳 小豆沢紀子)

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