経済マレーシア航空、撃墜で予約者33%減 3月の北京行き不明もダメージ2014.8.29 09:20

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マレーシア航空、撃墜で予約者33%減 3月の北京行き不明もダメージ

2014.8.29 09:20

 マレーシア航空は28日、ウクライナ東部で7月に同航空機が撃墜された事件後、予約者数が週平均で33%減少していることを明らかにした。同社は3月にも北京行きの便が消息を絶っており、ブランドイメージが悪化しているため。

 大規模なリストラが急務となっており、政府主導の経営再建策の概要が29日に発表される。人員削減や路線網の縮小が盛り込まれる見通し。マレーシア航空は2011年から3年連続で巨額赤字を計上。経営不振が深刻化しているが、同社は「短い期間に二つの事件が起きたことで状況が悪化し、ブランドと評判が損なわれた」と表明した。

 28日発表の14年4~6月期決算は売上高が前年同期比7%減の33億3719万リンギット(約1100億円)。純損失は3億704万リンギットと前年同期の1億7598万リンギットから膨らんだ。航空機の消息不明で客足が離れたのが響いた。ただ、4~6月期は撃墜事件が起きる前の業績で、7月以降の経営環境はさらに厳しさを増しているとみられる。(共同)

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