MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース:経済・IT 金融・財政産業・ビジネスIT写真RSS feed

  • メール
  • メッセ
  • 印刷

20××年…紙はなくなる?電子書籍市場が熱い韓国 政府も支援 (1/2ページ)

2010.2.1 19:06
このニュースのトピックスアップル
電子書籍端末「ストーリー」(アイリバー提供)電子書籍端末「ストーリー」(アイリバー提供)

 【ソウル=水沼啓子】電子書籍機能を強化した米アップルのタブレット型コンピューター「iPad(アイパッド)」に熱い視線が注がれる中、韓国で電子書籍市場への関心が高まってきた。2年前から電子書籍端末機を限定生産し始めた韓国の電子関連メーカーだが、電子書籍市場は数年で10倍に拡大するなど、急成長が期待されるからだ。

 電子書籍を販売している韓国メーカーはサムスン電子(商品名・パピルス)、アイリバー(ストーリー)、ネオラックス(NUUT2)の3社。これに加えて、LGディスプレイが新聞のタブロイド判サイズの「曲がる電子ペーパー」を開発、注目されている。

 19インチの画面で曲げることができ、「(データをダウンロードして)電子新聞に使えば実際の紙の新聞のような感触が得られる」という。金属素材の基板を使用し、曲げても元に戻る。今のところ量産化のメドは立っていないものの、通勤電車で新聞を読む風景が大きく変わる可能性もありそうだ。

 先行するパピルスは、無線通信「Wi−Fi(ワイファイ)」を搭載した新機種を2月から発売。昨年6月、ネオラックスが1万台限定で売り出したNUUT2はわずか4カ月で完売したという。

 いずれも価格は30万ウォン台前半(およそ3万円弱)。顧客はIT(情報技術)や電子機器に関心の高い30代男性が中心で、「本より軽くて薄く携帯に便利」「消費電力が少ない」「目が疲れにくい」「数百冊の本を保存できる」といった特徴が受けているようだ。

このニュースの写真

電子書籍端末「ストーリー」(アイリバー提供)
電子書籍端末の世界市場予測
韓国サムスンの電子書籍端末(ロイター)
タブロイド版の「曲がる電子ペーパー」(LGディスプレイ提供)

PR

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKSankeiBizSANKEI EXPRESS
Copyright 2010 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。