北限の海女、次代へ 久慈でフェスティバル


 【北限の海女フェスティバル】久慈市宇部町の小袖漁港を会場に行われ、同漁港の海女センターでは、かすりのはんてんに短パン姿の海女が素潜りのウニ漁を実演した。

 約100人の観衆が見守る中、9人の海女がキタムラサキウニ約15キロを水揚げ。海女が両手からあふれるほどのウニを手に水面から顔を出すたび、拍手と歓声がわいた。

 この日は新人海女で同町小袖の大向美咲さん、小袖妃香理(ひかり)さん(ともに19)がデビュー。小袖さんは「いつか先輩のように潜れるようになって、地元の伝統を守りたい」と意気込み、大向さんは「たくさんの来場者が喜んでくれてうれしかった」と笑顔がはじけた。

 水揚げしたウニは、海女がその場で殻むきして振る舞い、来場者は磯の味を堪能した。

(2009/08/03)

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