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主催者プロフィール |
氏名:前田 浩(マエダ ヒロシ) 生年月日:1961年11月1日 出身:高知県 趣味:バイクツーリング(愛車はハーレーとドカティ) ハーレーではの〜んびりとツーリング、ドカティではビューッとツーリング |
主な出演作品 |
【MOVIE/OV】 |
前田浩 アクションヒストリー |
アクションに出会う この仕事を始めるキッカケになったのは、大阪でライブショーをされていた方と知り合い、ショーの話を聞いた事。僕は当時18歳でしたが、仮面ライダーを見て育った世代。とても深く興味を持ち、数日後には東映の本社(!)に電話を掛けていました。そして、東映本社の方に教えていただいたのがATCというアクションチームでした。すぐに連絡をしてみると、「まずは練習を見に来れば?」と言っていただき、練習会場の渋谷区参宮橋にあるオリンピックセンターに緊張しながら行ったのを、今でも覚えています。とにかく、見る事、やる事、全てが初めての事ですから、最初はホントにただ言われた事を繰り返すだけで精一杯でした。もちろんその後も練習に参加させいただきました。ATCの皆さんはとてつもなく面白い方達(中には変わった方もおられましたが……)でした。とにかく、ものすごく熱心で、そして楽しく厳しい練習を積んでいるATCの皆さんの雰囲気が「俺もやっていけるかも!」という気持ちにさせてくれたと思っています。 憧れの後楽園野外劇場 アルバイトとして1年半ぐらいライブショーに出させていただいていましたが、後楽園野外劇場のライブショーを見て、今まで自分がやってきたライブショーとはまったく違う世界を見せられました。それからというもの、ライブショーをやるならココ(後楽園野外劇場)だと自分に言い聞かせ、何とかあのステージに立ちたいという一心で、JAC(現:JAE)の入団試験を受けたところ、幸運にも合格! 受験者は3千人以上いましたが、たぶん「野外劇場のショーに出たいから」と言う理由で受験したのは、僕だけだったのではないかと思います。 新堀和男さんとの出会い JACに在籍していた期間は4年ほどですが、本当にいろんな事を教わりました。野外劇場のライブショーだけではなく、撮影現場にも行かせていただきました。その時に出会ったのが、師匠の新堀和男さんです。新堀さんは立ち回りや芝居のことを聞いても何にも教えてくれない人でした。所属事務所も違うし、僕も当時はただの新人でしたから、当たり前と言えば当たり前の事だったのですが、この時に「演技を見て覚える(盗む)」ということを教わりました。「見て盗む」という事は、とても大事な事です。神経をじっと集中させ、演技やアクションの技をしっかりと観察する事。どんな先輩の、どれだけ素晴らしい演技でも「演技を見て盗む」のなら叱られもしませんし、しかもタダなんですからありがたい事です。 師匠と仰ぐ JACを退団した後、当時はフリーという形で大野剣友会で練習をさせていただいたり、撮影に参加させていただいたりと、大野剣友会ではメンバー同様に接していただき、本当に勉強をさせていただきました。この当時、大野剣友会は新堀さんの主催するRED ACTION CLUBと合同で練習をしており、しばらくして新堀さんに声を掛けていただき、戦隊モノの撮影に久々に(JAC退団以来)参加する事となりました。確か「ターボレンジャー」だったと思います。 これを機に、新堀さんの主催するRED ACTION CLUBの正式メンバーとなりました。それ以来十数年に渡って新堀さんを師匠と仰ぎ、現在の僕が持っているアクションマンとしての財産のほとんどを教わりました。もし18歳の頃に、ライブショーをやっていた人に出会わなければ、そして新堀さんとの出会いが無かったならば、僕は違った道を歩んでいたかも知れません。 "恐竜"に乗って海外へ! 1995年、「恐竜戦隊ジュウレンジャー」でティラノレンジャー役を演じた事がキッカケとなり、アメリカに渡ってパワーレンジャーのスタントを担当していたアルファスタントに参加。アメリカで大ヒットし、日本に逆輸入されたパワーレンジャーシリーズはワイルドフォースまでをロスで、ニンジャストームをニュージーランドに場所を移して撮影した後、8年ぶりに僕は日本に帰国しました。 再び日本へ 2003年に帰国。同時にそれまでお世話になった新堀師匠の元を離れ、日本にも支部を設けたアルファスタント(拠点はロス。現在、ニュージーランドと日本に支部があります)にフリーとして引き続き参加。2005年公開のスペクターというヒーロー物を演じました。その後、一緒にロスに渡り、同じ釜の飯を食ってきたAAC Stuntの横山誠君がアクション監督を務める『仮面ライダー THE FIRST』に1号ライダー役で出演。子供の頃に見ていたのを懐かしく思い出しながら、1号ライダーを演じさせてもらいました。2006年にはミッドナイトアクションドラマ『牙狼<GARO>』で暗黒騎士キバを演じ、スペシャル編『GARO 白夜の魔獣』では白夜騎士ダンを演じました。2007年には『仮面ライダー THE NEXT』で再び1号ライダーを演じる機会を得ました。スペクターもライダーもGAROも、かなりハードなスケジュールでしたが、これらの作品に参加したスタントマンのみんなとは、本当に楽しい時間を共有させてもらう事が出来ました。 アクションという"お仕事" 長くなりましたが、ちょっとしたキッカケや人との出会い。そんなことで人生は大きく変わるものです。「アクションという仕事は本当に楽しい!」のですが、間違ってもお金持ちにはなれません! ともあれ、僕はアクションを終生の仕事と決めて続けて来ました。 2004年に開講したO.S FACTORY。これからアクションという仕事に携わりたいと思っている方や、もっとアクションの深みにはまってみたい方のサポートを、このO.S FACTORYというアクションスクールで出来ればと思っています。 |
O.S FACTORY 前田 浩 |