新華社東京(日本):9月に安倍晋三首相が誕生して以来、女優の藤原?香が自民党の推薦を得て国会議員選挙に参選するとの噂が流れている。彼女の政界入りの背後には、芸能界好きの安倍首相の後ろ盾があるのではと話す関係者もいる。
「中国時報」によると、藤原?香は安倍首相「意中の人」。年と共に芸能界での人気が落ち込みつつある藤原?香に対し、政界入りを果たして、第二の人生を謳歌してほしいと考えているようだ。
若かりし頃の安倍首相には、芸能界に憧れの人がたくさんいたらしく、「週刊文春」によると、2、30代のころはアグネス・チャンの熱心なファンだったという。
清楚で知的な女性が好きな安倍首相は、アグネス・チャンにかなりの好意を抱いていた。ところが、彼女の婚約が明らかとなり、傷心ながら香港の挙式に参列した過去も。
3年前に実現したアグネス・チャンとの対談で安倍首相は、「婚約の知らせを聞いて、とてもがっかりした」と、当時の心境を明かしている。偶然にもアグネス・チャンが電撃結婚した頃にも、彼女の政界入りが噂となっていた。この噂の背後にも安倍首相の取り持ちがあったとされている。
日本では、芸能人の政界入りは珍しいことではなく、元お笑い芸人で現宮崎県知事の東国原英夫氏や、俳優・作家であり元東京都知事の故・青島幸男氏などもその一例だ。
かつてアジア全土で絶大な人気を誇った李香蘭(本名:山口淑子)も、自らがメインパーソナリティーを務める番組が取り上げた「中日国交正常化」の取材で北京を訪れた際、涙を流し、それに感動した田中角栄氏が、政界入りを打診し、国会議員になったという経緯がある。
日本のメディアは、「紀香の政界入りの可能性はゼロではない」としている。結婚後も専業主婦にはならなかったのは、政界との交流を深め、夏の参選を狙っているためとの報道もあった。数年間付き合ったボーカリストのTAKEを捨て、自分より収入も貯蓄も少ない陣内を選んだことも政界入りと関係があるとしている。吉本興業期待の新人・陣内との結婚により、関西で強大な権力を有する吉本興業の後ろ盾が得られるからだ。また、自民党議員となれば、安倍首相からのバックアップも得られるだろう。