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原作者・荒川弘に聞く 映画「鋼の錬金術師」

2005年07月25日17時34分

 失われた自分たちの体を取り戻すため、錬金術師の兄弟が闘うマンガ「鋼の錬金術師」が、劇場用アニメとなり全国公開中だ。03〜04年のテレビアニメがヒットし、単行本は11巻で計1700万部。生命操作の禁忌を軸とした物語について原作者荒川弘(ひろむ)は、「実家が酪農業で、生き物が生まれ、死ぬところを身近に見てきた体験が基になった」と語る。

 舞台は錬金術の発達した世界。主人公は、右腕・左脚が機械の義肢の“鋼の錬金術師”エドと、空っぽの鎧(よろい)に魂を宿した弟アル。

 錬金術を題材にしたのは「壁や地面から自在に物が作り出せたら面白いな、と思って」。義手を刀に変えるエドや、炎を操るマスタング大佐ら多彩な錬金術師の活躍が魅力だ。

 兄弟が肉体を失ったのは、死んだ母をよみがえらせようと禁忌の「人体錬成」に挑んだため。元の体に戻るのに必要な“賢者の石”を捜す2人は、人間と動物の合成や怪物的な人造人間など、まがまがしい生命操作とそれが引き起こす悲劇に立ち会う。

 「生と死が子供の頃からいつも身近にあった。酪農は人工的に産ませ、殺しもする。マンガ家になる前に酪農をしていた頃、ちょうどクローン牛の研究が盛んになった。でも原因が分からず早死にする。そこには“何か”があるのでは? そんな思いが基になった」

 アニメ化の際、「マンガと違う独自の結末を」と注文した。テレビの最終回では、アルが体を取り戻した代償に、エドは“異世界”に飛ばされる。そこはナチス台頭前のドイツ。映画版は、二つの世界を錬金術でつなぐ策謀にエドとアルが巻き込まれる。

 「映画は、テレビよりさらに動きがすごい。冒頭のメカも、中盤のグラトニー(人造人間の1人)の伸び縮みするアクションもいいですね。あんな動き、マンガにも取り入れたい」

 鎧やメカの巧みな描写とペンネームから、男性作家と勘違いされることも多いが、「三国志が好きでマンガにしたこともあるので、鎧は違和感なく描ける。メカは、農業機械を日常的に使っていたから」と笑う。

 北海道出身でこれが初連載。01年から「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)に掲載中で、「今ようやく折り返し点あたり」と言う。

 「テレビ版も映画版もラストに驚かされると同時に、私自身の頭の中のラストとつい比べてしまう」。テレビに続き映画もファンの意表を突く結末。

 さてマンガは? 「連載開始時からもう決めてある。早く描きたいし、見せたい。楽しみにしていて下さい」


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