発行日 : 2008年06月17日

一般参加型“日本の揺れをはかる”観測プロジェクトをスタート

~ 全国1,000箇所に専用機を設置 6月30日まで先行モニター200名を募集 ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、個人の減災意識を高め、被害を軽減する試みとして、全国1,000 人の協力のもと、日本の“揺れ”をはかる「Yure プロジェクト(ユレ プロジェクト)」を6月17日(火)に開始します。「Yure プロジェクト」は、一般の方と共に、地震などがあった際の自宅の“揺れ”の影響など、日本のあらゆる“揺れ”をはかる試みです。観測にあたっては、“揺れ”を計測する専用機器「Yure Station(ユレステーション)」を一般の方に無償で貸与し、自宅や企業、学校などに設置してもらいます。全国から収集された“揺れ”に関するデータは、ウェザーニュースのインターネットサイトにて、リアルタイムで表示します。本プロジェクトは、1,000人規模で実施する予定で、先行実施として6月17日から6月30日まで全国から参加者を200名募集します。なお、今後頻繁に余震が発生する恐れがあると言われている岩手・宮城内陸地震の被災地に際しては、本専用機の設置を早急におこない、現地の地震による影響を、きめ細かく観測し、共有する準備を進めています。

「Yure プロジェクト」の詳細及び、参加申し込みは下記へ
インターネット向けサイト「Yureプロジェクト」
 http://weathernews.jp/yure/

Yure プロジェクト

「Yure プロジェクト」は、“揺れ”を観測することのできる機器「Yure Station」を全国千人に無償で配布し、あらゆる“日本の揺れ”を観測するネットワークを構築する試みです。集められたデータはリアルタイムでサイトに公開されるため、どこよりも早く、きめ細かい“揺れ”の情報を表示することが可能となります。次回の募集は7,8月頃を目処に予定しており、その後、残りの800台の設置をおこないます。

緊急地震速報の活用法をみんなで考える

この試みでは、昨年10月にスタートした緊急地震速報サービス『The Last 10-Second』の検証をおこない、実際に地震があった際、緊急地震速報を受信した自宅において、“揺れ”が“いつ”“どのくらい”あったかを分析し、サービスの活用法を利用者と共に考えていきます。また、本プロジェクトでは、「地震の揺れがマンションの高さにどれだけ影響するか」や、「電車通過の揺れが、どれだけ建物に影響するか」など、あらゆる“揺れ”について検証、数値化しデータベース化を行います。

“揺れ”をはかる専用機“Yure Station”

Yure Stationは当社が開発した、“揺れ”をはかる専用機です。プロジェクト実施に際し、配付する専用機「Yure Station」を、参加者の自宅に設置してもらいます。専用機は、パソコンと常時接続され、30秒に1回データが自動的にリポートされます。機器には、加速度センサーが内蔵されており、実際に揺れた時間や、横揺れ(東西方向と南北方向)と縦揺れ(上下方向)を分けて図ることが出来ます。また、機器の表面には青色のライトが点灯し、基準値を上回る“揺れ”を感知すると、そのライトの光が左右に素早く動き、参加者に“揺れ”を知らせます。

どこよりも早く、きめ細かい“揺れ”情報サイト

全国から集められた1000箇所の情報は、リアルタイムで、ウェザーニュースのインターネットサイトで誰でも見ることができます。サイト上では、“揺れ” が地図上に表示されるとともに、“揺れ”の大きさなどがグラフなども表示されます。当プロジェクトへの応募は、インターネットサイトと携帯電話サイトの「ウェザーニュース」から行うことができ、ウェザーニュースの緊急地震速報サービス『The Last 10-Second』に加入している方であれば誰でも参加することができます。

Yure プロジェクト募集要項

募集内容:設置予定全1,000ヵ所のうち、先行して200名を募集
応募サイト:http://weathernews.jp/yure/へアクセスし必要事項を入力
応募締切:6月30日(月)
応募条件:本プロジェクトへのご参加は下記の条件が必要となります。
1.ウェザーニュースの有料会員(月額315円)で、緊急地震速報アプリケーション “The Last 10-Second”が正常に動作している方。
2.地域のYure Stationとして、貴重な情報を発表していこうという想いのある方。
3.先行モニターとして、Yure Stationの設置で工夫した点など参考になる情報を提供していただける方。
4.以下の環境を満たしている方
 ・ネットワーク環境が常時接続可能(ブロードバンド)で、24時間ウェザーニューズにデータを送ることができる。
 ・Windows(XPまたはVista)が搭載されたPCを使用している。
 ・Adobe AIR(アプリケーション)をインストールできる。
 ・USBポートをYure Stationに優先して使用できる。(USBを併用接続する機器によっては、動作に影響することがあります。)
5.パソコンや周辺機器の電源、回線料金をご負担いただける方。

インターネット向けサイト「ウェザーニュース」について

インターネット向けに提供する気象総合サイトで、「天気予報」「注意報警報」「雨雲レーダー」などの基本的な気象コンテンツはもとより、「台風」「地震」などの防災コンテンツ、「ゴルフ」「スキースノボ」などのレジャーコンテンツ、そして、「花粉」「桜」「紅葉」などの季節コンテンツなど気象に関するあらゆる情報をこのサイト一つで入手することができます。その他、自分だけのトップ画面にパーソナライズできる機能や、自分専用に天気予報をカスタマイズすることができるコンテンツ(有料月額315円)など、気象情報を活用しより快適に生活を送ってもらうためのサービスや取り組みを、日々展開しています。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。