発行日 : 2010年11月11日

株式会社ウェザーニューズ

 

レーダーを活用した強風対策に関する共同研究を
本州四国連絡高速道路株式会社と開始

~ 気象インフラと最新技術を活用した道路管理の高度化へ ~

株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、本州四国連絡高速道路株式会社(本社:神戸市中央区、代表取締役社長:伊藤 周雄、以下JB本四)と、台風や低気圧接近時などの強風を確実に捉え、交通規制による未然の事故防止や、通行止めの短縮など、高速道路利用者のさらなる安全性の向上を目指し、新たな気象インフラと技術を活用した強風対策の共同研究を開始いたします。

共同研究内容

  強風は既存の気象レーダー等で捉えることは難しく、明石海峡大橋、瀬戸大橋など世界最大規模を誇る長大橋梁群を管理するJB本四では、風の強まるタイミングや終息時間、橋梁部に対する風向把握は、交通規制の短縮化や道路利用者の安全を確保する上で大きなテーマとなっています。
  このたびの共同研究では、当社が新たなレーダーから得られる気象データの提供とそれの情報を応用したコンテンツ検討、開発を行い、JB本四では新たなインフラの設置場所と気象データの提供等を行うことで、道路管理手法の高度化、道路利用者へのサービス向上を目指します。
  なお、本共同研究の期間は、2013年度までの3年間を予定しています。

  当社は、2005年より交通機関に影響を与える短時間、局地的な気象リスクを軽減することを目的に、交通機関の企業や米国オクラホマ大学などの研究機関とともに、小型レーダーを活用した技術、業務支援サービスの開発・実験を行ってきました。既に、2008年冬には急激に発達する雪、2009年夏は携帯電話の個人サポーターとともに、「WITHレーダー」を活用し、ゲリラ雷雨発生の早期捕捉に成果をあげています。また、2009年よりNEXCO西日本と共に、「WITHレーダーを利用した気象リスクの軽減に関する共同研究」をスタートしてレーダーに関するノウハウや実績を積み重ねています。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に29の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。