発行日 : 2010年10月26日

山を愛する全ての人びとと創る登山情報

ウェザーニューズ「登山情報」コンテンツ、大幅リニューアル

~ 安心・安全・快適登山に向けて ~

株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役:草開千仁)は、当社が提供する携帯サイト「ウェザーニュース」において、登山者の安心・安全・快適登山をサポートする「登山情報」を大幅リニューアルしました。 「登山情報」は、単に登山に必要な情報を発信するだけでなく、山に登っている人、これから山に登ろうとしている人、山の周辺に住んでいる人など、山を愛する全ての人びとが、山の情報を共有・交換できる場として活用できる「利用者参加型」のコンテンツとして一新しました。3日先までの登山における気象のリスク情報が表示される「気象リスク」や山のソラヨミなどの気象会社ならではのコンテンツはもちろん、サポーターから送られる山の情報・知識を集めた「山Wikiリポート」など、みんなで創る登山情報コンテンツです。

携帯サイト ウェザーニュース http://wni.jp/

昨今の山岳遭難の背景

オリオン座流星群

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近年の登山ブームを背景に、登山者の人口は年々増え続けています。2010年8月末には、山梨県側からの富士山登山者数が25万人を超え、空前の登山ブームであると言われています。 一方、2010年7月~8月に起きた夏山遭難の発生件数は530件、遭難者数は611人におよび、過去最悪の記録となりました。山岳遭難の三大要素である、道迷い、転/滑落、転倒に加え、雨や雪、強風、濃霧、落雷など気象の影響により引き起こされる遭難事故も近年増加しています。また、天候が悪化すれば道迷いや転/滑落、転倒の数も増加するため、山岳地域に特化した気象情報が重要となってきます。

このたび同社では、気象の影響により引き起こされる山岳遭難の軽減を目的として2003年より提供を開始してきた山岳気象情報を大幅にリニューアルし、山を愛する全ての人びとが安全かつ快適に山行が楽しめるよう新しく生まれ変わります。

登山情報の特徴

1. 全国約1,300箇所の山の気象情報と気象リスク
安心・安全な山行に気象情報は欠かせません。「登山情報」では、地域気象特性を把握した全国1,300箇所のきめ細かな気象情報はもちろん、今日/明日/明後日までの3日間分の「気象リスク」(強風注意/暴風警戒/気温低下/大雨注意/落雷警戒/台風警戒)が表示されます。入山前にこれらの情報を確認し、予想される気象リスクに備えた装備を準備したり、電波が届けば入山中も最新の情報が入手できるので、行動時間の変更を検討する際にも活用できます。


2. 山の情報・知識をみんなで集める「山Wikiリポート」
桜や紅葉の見頃、特定の山でしか見ることが出来ない高山植物、登山道の状況等、現地の情報は現地でしかわかりません。「山Wikiリポート」は、それぞれの山岳に関係する様々な情報を、実際に山に登った人やその山に詳しい人達からのリポートを通じて集約し、みんなで山の知識/情報を増やしていきます。これから登ろうとしている山の最新情報を「山Wikiリポート」で確認することで、最適な山行計画が立てられるほか、山行が終わった後も自分が登った山の最新情報をリポートすることで、これから登る登山者達の参考情報としても役立てられます。


3. ソラヨミで山行中の悪天候を回避「山のソラヨミリポート」
山の天気は急激に変わりやすく、入山前に最新の気象情報を確認しても、山行中に予期せぬ悪天候に遭遇することがあります。「山のソラヨミリポート」では、サポーターから送られてくる最新の「ソラヨミリポート」を基に、これから予測される天気を自分自身で判断する参考とできます(ソラヨミ)。雲の様子や風の流れなど、自然のありのままの姿を眺めてみれば、今後の天気の変化が予想できるため、「山のソラヨミ」は登山者にとって必要不可欠な情報になります。また、登山者だけに限らず、山の周辺に住む人びとともこれらの情報を共有し合うことができるため、両者にとってプラスになる新しい試みです。


名前:みお
場所:山梨県南都留郡富士河口湖町
タイトル:富士山

昨夜は強い雨が降りましたが、
今朝は予報に反して青空が見えています。写真を撮った7時半頃は、富士山には巨大な雲がかかり、スゴい早さで西から東に流れていました。かなりの強風なんでしょうね。
名前:norik
場所:岐阜県岐阜市上加納山
タイトル:時雨てきたー

とうとう金華山も時雨てきました。とほほ… 北の山並みには雨雲がかかり、降雨が見れます。
名前:どな
場所:駒ケ岳
タイトル:季節外れ?の秋

滝沢登山口付近のブナ林も色付き始め、旧ヘリポート跡付近前後が紅葉最盛期。水場付近から晩秋風景。落ち葉を踏み歩き、木々は裸で登山道が開けて見える。展望台付近から駒の小屋は草紅葉は終わり、それでも金色の景色を楽しめる。今週、初雪の便りがあるかもしれません。

今後は、現地に設置されたライブカメラを通じて山の状況をリアルタイムに確認できる「Liveカメラ」をはじめ、山小屋の情報など、コンテンツを順次拡大していく予定です。
当社は、安心・安全・快適登山に役立つ登山情報を、サポーターの皆さんとともに考えていきます。


株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に29の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。