発行日 : 2010年09月14日

INDY(R)JAPAN 300 mileのレース運営を気象面からサポート

~ 最新レーダー技術とウェザーニューズのサポーターが共に大会運営を支援 ~

株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、9月17日(金)~19日(日)にツインリンクもてぎで開催される世界最速のカーレースシリーズINDY(R)JAPAN 300 mileの運営を気象面からサポートすることを発表しました。INDY(R)JAPAN 300 mileは、時速300㎞を越えるスピードでトラックを走り抜くカーレースで、雨や風、路面温度など、天気のコンディションがレースの展開を大きく左右します。今年で2回目の運営支援となるウェザーニューズでは、昨年同様、予報センターのメンバーを会場に常駐させ、上空のデータや気象衛星、気象レーダーなどの情報はもちろん、会場周辺の一般のサポーターから寄せられる天気情報を加えた高精度な短時間予報を活かし、大会運営をサポートします。また、大会当日は、局地的な気象現象を捉えることが可能な「WITHレーダー」を搭載した移動観測車を稼働させ、レースサーキット周辺の雨雲を観測し、レース運営の適切な判断を支援します。

レース条件的にも立地条件的にもシビアな大会をサポート

INDY(R)JAPAN 300 mileは、インディカーレースと呼ばれる、アメリカ独自の世界最速のカーレースシリーズで、見た目はF1と同じですが、カーブの少ない楕円のトラックを周回することが最大の特徴です。F1よりもハイスピードで、平均時速は300㎞以上と非常に早いスピードでレースが繰り広げられるため、レースカーは雨によるスリップ、風による横転事故の可能性が高くなります。そのため、レースは雨がわずかでも降り出したら中断(もしくは中止)、風も風速10m/sを超えると中断となります。また、会場となるツインリンクもてぎは、八溝山系から南に連なる丘陵地帯に位置し、分水嶺が入り組んでいる地形にあるため局地風が複雑に入り組み、大気の状態が不安定なときには風の収束により局地的な雲や、「ゲリラ雷雨」が発生しやすい環境にあります。このようにツインリンクもてぎは、レース条件的にも立地条件的にも非常に予測が難しいため、ウェザーニューズでは、期間中現地に予報センターメンバーを常駐させ、実況監視やピンポイントの気象予測をはじめ、安全なレースの開催、円滑な大会運営を実現するリスク・コミュニケーションサービスを実施します。

会場周辺のサポーター情報も気象予測に反映

INDY(R)JAPAN 300 mileの気象予測は、地上や上空データ、気象衛星、気象レーダーなどのあらゆる気象データに、会場周辺の一般のサポーターから寄せられた『ウェザーリポート』(*1)や『10分天気予報』(*2)による実況情報、体感の情報も加味し、総合的に判断します。サポーターから寄せられる“今”の天気は、観測機を配備していないエリアの天気を把握する上で、貴重な情報となります。ウェザーニューズでは、最新のレーダー技術とサポーターの情報を活かした高精度な短時間予報で大会運営をサポートします。


突発的・局地的な雨雲を徹底監視する『WITHレーダー』

突発的・局地的な雨雲を徹底監視する『WITHレーダー』

INDY(R)JAPAN 300 mileのサポートでは、突発的かつ局地的に発生する雨雲を捕捉するために開発された移動型の高頻度気象レーダー「WITHレーダー」を搭載した移動観測車を稼働させ、現地で観測を行ないます。「WITHレーダー」は、従来のレーダーでは捉えることのできない対流圏下層(上空2km以下)の現象を6秒毎に半径50㎞の範囲を超高頻度観測し、雨雲の“移動速度”、“移動方向”、“雨の強さ”を観測できるのが特徴です。雨の降り出し危険性をいち早く把握し、レースの運営において適切な判断が出せるよう、「WITHレーダー」で雨雲を徹底監視します。


INDY JAPAN 決勝当日のチケットをプレゼント!

ウェザーニューズでは、INDY(R)JAPAN 300 mileを共にサポートしてくれるウェザーリポーターの方の中から、抽選で5組10名様に19日(日)13:00スタート予定の決勝当日チケットをプレゼントします。チケットの応募は、携帯サイト「ウェザーニュース」(http://wni.jp)内より行なうことができ、14日(火)21:00に締め切ります。抽選は、同日23:00より、24時間ライブ放送番組「SOLiVE24」(*3)の番組内で実施し、結果は番組内及び携帯サイトで発表します。


(*1)『ウェザーリポート』は2006年から携帯サイト「ウェザーニュース」(URL:http://wni.jp)において始まった天気のコミュニティーで、日々身の周りで起こる天気や四季の移り変わりを携帯電話でリポートし、全国のウェザーリポーターとその情報を共有し、空や季節を楽しむコミュティーです。現在登録者は20 万人を超え、一日5千通以上のリポートが届いています。『ウェザーリポート』は携帯サイト「ウェザーニュース」の月額105円、315円会員の方ならば誰でも参加することができます。


(*2)『10分天気予報』は、100万人以上が利用する10分単位での無料の降雨予測サービスです。コンピューターによる予測だけでなく、目先1時間先の予測に強みを持つ、人の目による観測情報を取り込むことで、高精度できめ細かい予測が可能となっています。利用者は現在地における天気の情報を選択肢(晴れの際には“影はっきり”“影うっすら”、曇りは“影なし”、雨は“ポツポツ”“パラパラ”“サー”“ザーザー”“ゴォーー”)の中から選び、ウェザーニューズに送信するだけで、1時間先までの10分ごとの天気を確認することができます。


(*3) 24時間ライブ放送番組「SOLiVE24」
「SOLiVE24」は、PC、モバイル、BSデジタル放送910chで視聴できる24時間生放送の気象番組で、日々身の回りで起こる気象の話題を視聴者と共に伝えていきます。PCで視聴する場合は「ソラマド」アプリケーションをダウンロード(http://weathernews.jp/solive24/)するだけで、無料で誰でも簡単にデスクトップ上で番組を楽しむことができます。また、ウェザーニュースの有料会員に登録(月額315円)をすると、高画質版での視聴が可能となり、画面を拡大しても鮮明なまま動画を視聴できます。モバイルでの視聴の場合は、docomoの携帯サイト『ウェザーニュース』(http://wni.jp/)から「SOLiVE24」(iアプリ)をダウンロードすれば、外出先でも手軽に楽しめます。また、スマートフォンの無料アプリケーション「ウェザーニュースタッチ」内の「SOLiVE24Ch.」でも、スマートフォンならではの大画面で番組を視聴することができます。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に29の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。