株式会社ウェザーニューズ（所在地：東京都港区、代表取締役社長：草開千仁）は、今週にも各地域で花粉シーズンの到来が見込まれる中、グリットコンピューティングを用いた日本初の「花粉飛散シミュレーション」をインターネットサイト「花粉Ch.」と携帯サイト「ウェザーニュース」内の「花粉プロジェクト」でスタートしました。「花粉飛散シミュレーション」は、PCで「SOLiVE24」を視聴するためにダウンロードするデスクトップアプリケーション「ソラマド」を用いたグリットコンピューティングの技術で、PCユーザーの協力を得て作られる花粉シミュレーションです。「ソラマド」を立ち上げることで、PCユーザーは花粉予報に一役担うことができ、花粉症に悩む多くの方が役立てることができます。「花粉飛散シミュレーション」は、全国に700台設置を進めている花粉観測機「ポールンロボ」で観測されたデータをもとに計算され、花粉が飛散する様子をアニメーションで確認することができます。また、今年は昨年より「ポールンロボ」を200台多く設置し、これまでで最も多い花粉観測データをもとに1時間ごとの花粉予報にも挑みます。この1時間ごとの予報は“多い”“少ない”等の大きい単位での目安の他、花粉飛散がそれぞれ個数レベルで確認できるため、異なる症状レベルに合わせた花粉症対策を取ることができます。

花粉症に悩む方をPCユーザーでサポートする「花粉飛散シミュレーション」

「花粉飛散シミュレーション」は、今シーズンから新しく開始した花粉予報で、花粉がスギやヒノキ林といった発生源から風に流されて飛散する様子をコンピューターでシミュレーションし、24時間インターネットサイトと携帯サイトで確認することができるコンテンツです。シミュレーションは、全国に700台設置を進めている花粉観測機「ポールンロボ」で観測された花粉飛散量、気温、気圧、湿度のデータをベースに毎時間計算され、24時間先までの花粉飛散予想量を1時間おきに色の濃淡によって表示します。これにより、飛散が多い場所、時間帯が一目でわかり、迫ってくる花粉に備えて事前対策を取ることができます。このシミュレーション計算は、デスクトップアプリケーション「ソラマド」をダウンロードしたウェザーニューズのPCユーザーの協力のもとで行なうもので、計算への参加は誰でも可能で、花粉症に悩む方に向けて一役担うことができます。

外出時にどれくらいの花粉を吸い込むかを確認できる1時間ごとの花粉予報

※サンプル画像です

今シーズンは、花粉観測機「ポールンロボ」を昨シーズンの500台から200台増加し、合計700台を設置することで、1時間ごとのきめ細かい花粉予報に挑みます。この1時間予報は、従来の｢多い｣、｢少ない｣などの大きい単位で目安での情報を確認できるだけでなく、利用者が実際に外にいた時に吸い込む花粉数を1時間単位で確認することができるのが特徴です。これにより、「やや多い」でも、時間帯によって花粉数が“52個”や“88個”と異なり、一人ひとりの症状に合せて、外出の時間を決めたり、早めに洗濯物を取り込むなどの最適な対策を取ることに役立てることができます。この1時間ごとの飛散予報は1時間に1回更新され、さらに、過去5年間で蓄積された2万人のデータを分析した気象のプロの解説と併せて確認することができます。

週間の花粉情報を気象のプロが詳しく解説

花粉予報は、1時間予報だけでなく、3時間ごと、今日、明日、週間予報のサービスもこれまでと同様に展開します。1週間の花粉傾向を気象のプロがわかりやすく解説し、花粉飛散が多い週末のお出かけを避けるなど、利用者のニーズに合わせた最新の花粉予報で花粉症対策をサポートします。

※「ソラマド」について
「ソラマド」には、グリッドコンピューティング技術を用いた計算式が組み込まれており、様々な計算をすることが可能になっています。これまで、“100年後のサクラの未来”を計算するシミュレーションを行っており、今後は、“10年後の環境”をコンセプトに様々な気候変動などに関する事象をシミュレーションも視野に入れています。今回は、花粉症に悩む多くの方に、より利用しやすく精度の高い花粉予報を提供するため、「ソラマド」を用いたシミュレーションを実施しています。