発行日 : 2010年01月06日

台風18号の経路確定値についての弊社の見解

 本日一部報道がありましたが、気象庁の台風18号の経路の確定値において、速報値発表時に言及されなかった「三重県大王崎付近を通過した」というコメントが付加されました。弊社は、この台風18号に関して独自に出した進路解析について気象庁より口頭注意を受け、それに対して上申書というかたちで、弊社の技術的な見解を述べさせていただくとともに、今後の減災情報の在り方をより多くの方々と考える機会にしていきたい旨を提案してまいりました。
 また、官民が協力して、減災活動を発展させることを願い、今回の台風接近時にウェザーリポーターとして参加いただき、進路の解析に貢献いただいたサポーターからのリポート約25,000通を気象庁に提出しました。減災に役立ちたいという方々であるサポーターのリポートは、現地情報として、またその量や即時性においても有用であるばかりでなく、市民が主体的に減災に参加する意識を高めていく上でも、今後のネットワーク社会における減災の在り方に大きな意味をもつものと信じていますし、今回の台風進路解析にも貢献いただいたと考えております。


 弊社では、今後とも災害に直面している方々を第一に考え、引き続きサポーターとともに、台風をはじめとした気象災害に関わる情報を、ネットワークを活用しながら、より早く、より精度高く配信していきたいと考えています。

    <2009年12月3日に提出したサポーターからの「ウェザーリポート」>
  • サポーターからの「ウェザーリポート」はこちら
    <2009年11月5日に提出した上申書>
  • 気象庁に提出した上申書はこちら
  • 同時に提出した「減災GENSAI ver.1.0 ネットワーク社会における新たな市民参加型の減災を目指して」はこちら
    <2009年10月19日に提出した上申書>
  • 気象庁に提出した上申書はこちら
  • 2009年台風18号の解析結果の概要はこちら

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に31の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。