『百人一首』道真歌「神のまにまに」考 | CiNii Research …

… 神のまにまにと …

… 神のまにまに」(古今集,巻九ー四二○)を踏まえたものであるが, 本歌にない「うれし」の語がある
のは「神」にちなんだ語であるか らといえよう. …

… このたびはめさもとりあへずたむけ口山 紅葉の錦神のまにまに (古今集420番) 後世,これをもと
にした歌がいくらか詠まれることに なるのだが,その踏まえ方は様々である.たとえば, 「*あへず*の…

僕ハ三年間像約シテ買ッタ書物ハ全部焼ケテ.(注・帰朝前に斎藤家に送り届けられていたもの)
ソノホカ童馬漫語ノ未獲表ノモノ澤山モ全部焼ケタ. 長崎時代ニ味ンダ歌, マタハソノ未完成ノ歌モ全部…

万葉集 3241 番歌の原文の第二句は 「難乞祷 j となっているが, 長らく賀茂真淵の誤字説によりは
住 J を f 歎」 の誤字として f 歎き乞ひ祷み」 と司 1 まれてきた. しかし最近では, 同住 J の字に 「うれ…

『土左日記』 の作者紀貫之は, 通常カノンと考えられている漢詩文や和歌の原典を平気で改変し,
自己の作品に引用している. この貫之の執筆態 度は, 権威の脱構築化というべきものであり, すなわち…

… もちろん このたびは幣もとりあへずたむけ山もみちの錦神の まにまに (巻九覇旅・四二○・菅原
朝臣) …

… 琴) このたびはぬさもとりあへずたむけ山紅葉の錦神のまにまに (古今和歌集420 菅原道真) … を
あきゆけばにしきたちきるここちこそすれ このたびはぬさもとりあへずたむけ山紅葉の錦神のまにまに …

… Thomasa Kenpis (事を計るは人,決めるは神 ・神のまにまに) Itis never too late to mend (行いを
改めるのに遅すぎは しない) 十戒と五戒という異質なものを同一カテゴリ ーに入れて考えるのは疑問…

… 8) 「わが恋は千引の石を七ばかり首に懸けむも神のまにまに」 (万葉集・四・大伴家持) .田中
康二 漢詩」 (解釈と鑑賞,二〇〇九年三月. 『江戸派の研究』汲古書院刊にも所収) . …

千葉具 (鼎斤) 企面部具民課 (編集)『千葉県の先覚』 1974 年刊では 100 人の先覚者を顕彰し, その
中には 「ドイツ文学の先覚者としての藤代複輔」 が含まれていた. 藤代顕彰文の後半では, 万葉集…

… 神道では「神ながら」「神のまにまに」ということばがあるが,「天意に 任せる」ということは実は大変な
勇気の要ることである.あらゆる術に関 わるものは天与のものであって,決して誰もが出来るというもの…

… jの, みそぎして思ふことをぞ祈りつる八百万代の神のまにまに があり,『古今集』茜八 (『古今六帖
』三七〇三・『大鏡』二六)の, …

… かからずも かかりも 神のまにまにと 立ちあざり・ 我乞ひ 濤めど・: (巻五・九〇四) 息子の病気の
平癒を神に祈る様子が,行動の対句の連続で表現され ている.特に前の方の二句対(「白たへの~/まそ鏡…

… ① 24番 このたびは幣も取りあへず手向山紅葉の錦神のまにまに(菅家) ② This tour I can’t
offer the present. Mount Tamuke’s autumn leaves, a mercy for your mind. …

… これは菅原道真の「この度はぬさもとりあへず手向山 紅 葉の錦 神のまにまに」のもじりです.しかし
,あまりにも細かく厳し い定信の政治には,徐々に批判が出るようになります.次の「世の中に 蚊ほど…

… 彼 異を超えて, 一つに還元さ 化し,神のまにまに生きる世 明な共同体――(三一七頁) しかし, この
ような, ある意味で高邁 ゆえに, 下中は, とりわけ政治活動におい 余儀なくされ,しばしば「独善的な正義…