JR東海は7月25日、同社が展開しているICカード「TOICA」の利用可能エリアを2019年春に拡大すると発表した。愛知県の第三セクター・愛知環状鉄道もTOICAを導入する。
エリアの拡大によってTOICAを新たに利用できるようになるJR東海の駅は、東海道本線柏原~醒ヶ井間各駅、御殿場線下曽我~足柄間各駅、関西本線南四日市~亀山間各駅の計18駅。岡崎~高蔵寺間を結ぶ愛知環状鉄道線の全23駅もTOICAの利用に対応する。TOICAのほかSuicaやICOCAなど、全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードも利用できる。
このほか、主要駅に設置している指定席券売機でもTOICA定期券を購入できるようにする予定だ。
東海道本線の醒ヶ井駅は、JR西日本のICカード「ICOCA」を利用できる米原駅の一つ隣の駅だが、醒ヶ井~米原間は「TOICA」と「ICOCA」のエリア境界になるため、両エリアにまたがってICカードで乗車することはできない。御殿場線の国府津(JR東日本Suicaエリア)~下曽我(TOICA拡大エリア)間も、同様にICカードでは利用できない。JR東海は「エリア内とエリア外にまたがってご乗車の際は、あらかじめ全乗車区間のきっぷをお買い求めください」としている。