国土交通省は31日、タクシーの乗降口の有効高さ規制廃止などを盛り込んだ、道路運送車両保安基準の細目告示を改正し、4月1日から施行すると発表した。
昨年6月の構造改革特区推進本部決定で緩和するよう求められていたもので、従来は有効高さ900mm以上、有効開口幅470mm以上としていたが、客室強度向上の観点から廃止することにした。
また、旅客自動車運送事業用幼児専用車(スクールバス)の踏み段奥行き寸法を300mm以上としていたが、自家用と同じ200mm以上に緩和する。
このほか、外装基準について宮型霊柩車を条件付で適用除外とするため、地方運輸局長が基準緩和認定できるよう措置する。