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「LIVING ＆ DESIGN」会場入口

『「LIVING & DESIGN」すまいのリノベーションTOTAL INTERIOR』（主催：（社）大阪国際見本市委員会）は、大阪市のインテックス大阪２号館にて、９月14日に開幕した。日本を代表するプロダクトデザイナー・喜多俊之氏のプロデュースにより開催されている同展は今回で３回目。ゾーニングを担当したのは、今回も空間デザイナーの間宮吉彦氏。会場内は見落としがないよう大きく６つのゾーンでまとめ、中心部にはカフェコーナーを配するなど、来場者が集まりやすいネットワークポイントを構築した。

リサブレアとバウマンのコラボ

IFDA日本支部

インテリア産業協会関西支部

出展者数は189社（うち海外は６カ国45社）。インテリアファブリックス業界関連を中心に主なブースを見ていくと、ソフトファニシングのデザインを得意とするリサブレア（石川安江代表）が、スイスのクリエーションバウマンとのコラボで、ファブリックを中心とする幸せの世界を提案。また、IFDA日本支部（International Furnishings and Design Association Japan Chapter）では、2012年9月に開催を予定している「デザイナーズショーハウス」（開催場所未定）などについてPRした。
(社)インテリア産業協会関西支部では、古来季節を取り入れながら豊かに暮らして来た日本人の原点に立ち返り、会員企業23社が「今わたしたちに出来ること」をテーマに競演。
(株)オリバーは、飲食・商業施設向けカタログ「D&D」を中心に、杉や檜など国産材を取り入れた最新インテリアや、生産から流通、施工までパッケージ化した「最適調達設計」を紹介。さらに「CASAMANCE」とのコラボで、今年の「メゾン・エ・オブジェ」において注目を集めた最新コレクションを訴求した。
ユニークなところでは、ICの村井実栄子氏の「コート・ソレイユ」。オリジナルデザインの壁面装飾や床装飾は、マンションの共用部などで、建物のコンセプトに沿ったデコレーションとして提案、既に豊富な実績がある。今回はさらに、専有部向けに新しいデザイン性を重視した装飾品を紹介している。このほか、ベルギー王国ワロン地域政府貿易・外国投資振興庁（AWEX）は、壁付け棚、テーブルクロス、子供用家具、ベビー用品など、ベルギーにおけるフランス語圏から発信するベルギーデザインを、セレクトショップのような雰囲気の模擬店舗から提案。大阪におけるクリエーターのインキュベーション施設として注目を集める「メビック扇町」は、キーコンセプトである「クリエーター同士の顔の見える関係」をもとに、クリエーターの顔写真30枚をパネル化したインパクト十分な展示で、それぞれの仕事やプロフィールを紹介。
有名どころでは、イタリアのデザイナーズ家具ブランド「Magis」が、ミラノサローネで話題になった回転式チェアや、複雑繊細なフォルムが特徴な名作「Proust」の安楽椅子を、ポリエチレン・回転成形で精巧に再現した「Magis Proust/Alessandro Mendi」、深澤直人氏のデザインによる壁掛け時計「TEMPO」、新着ホヤホヤの最新デザインチェア「FLUX」などを紹介した。
なお、「LIVING & DESIGN」は、9月17日（土）まで開催されている。

オリバーのブース

コート・ソレイユ

「Magis」