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阪急阪神ホテルズ社長、引責辞任を表明

2013年10月29日 2:15
阪急阪神ホテルズ社長、引責辞任を表明

 「阪急阪神ホテルズ」が運営するレストランでメニューと違う食材を提供していた問題で、阪急阪神ホテルズ・出崎弘社長が28日、責任を取って来月1日付で辞任する意向を表明した。

 ホテルのレストランなど23店舗で産地がメニューと異なる食材などを提供していた問題で、出崎社長が28日、あらためて大阪市で会見を開き、辞任する意向を明らかにした。

 24日の会見で、出崎社長は「偽装」ではなく知識不足や連携不足などが原因の「誤表示」との認識を繰り返したが、その後、6メニューについて社長自らが料理長らに直接、聞き取り調査をした結果、これまでの姿勢を一転させ、客への裏切り行為があったことを認めた。

 出崎社長「今一度、お客さまという立場に立って今回の事象を見ますと、これは偽装と受け止められても致し方ないという思いに至った」「多数のお客さまがだまされたというような印象を受けられても、致し方ないくらいのレベルのことだと考えています」

 阪急阪神ホテルズは29日、臨時の取締役会を開き、後任の社長や今後の対応を話し合った。