3月29日より全国公開された『平成ライダーVS昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』

公開初日を迎えた特撮ヒーロー映画『平成ライダーVS昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』における、平成ライダー勝利、昭和ライダー勝利という結末を決定するファン投票の結果が29日に発表された。

総投票数は2,77万3,322票、平成ライダーが1,38万7,041票、昭和ライダーが1,38万6,281票となり、平成ライダーがわずか760票差で勝利。投票は、2月9日より公式サイトのインターネット投票、3月1日より全国の劇場投票と2種類が実施され、インターネット投票のみの時点では昭和優勢だったが、劇場投票から平成の票が急激な伸びを見せて接戦となっていた。この投票結果から、映画本編のエンディングは、平成ライダーが勝利したバージョンのみが全国の劇場で上映される。なお、この総投票数は、過去最多の投票数となった2013年の「AKB48 32ndシングル選抜総選挙」の総投票数2,64万6,847票を超える記録となった。

今回の投票結果について、東映の白倉伸一郎プロデューサーは「まさかの大接戦となりました。仮面ライダーは、決して過去のものにはならない。すべてのライダーがそれぞれの世代とともに今も歩み続けている。そのことを皆さまが実証してくださったのだと思います」と子供たち、ファンへの感謝を伝え「勝ち負けは平成の勝利に決しました。けれどもこの映画をご覧になった方々が感じるのは、昭和ライダーの素晴らしさではないでしょうか。仮面ライダーは世代を超える力を持っているのです」と語っている。

これまで東映は、「仮面ライダー」「スーパー戦隊」のさまざまな「VSシリーズ」を公開してきたが、白倉プロデューサーが制作発表時に「VSシリーズと言いながら戦ったためしがない。今回の『仮面ライダー大戦』については、決着をつける。平成が勝つ、昭和が勝つ、勝ち負けの結末をきちんと描く」と宣言。平成ライダーvs昭和ライダーという掟破りのライダー対決が描かれるとともに、平成勝利、昭和勝利という、いずれかのエンディングをファン投票によって決めることでも大きな話題となった。

本作は、現在放送中の最新作『仮面ライダー鎧武/ガイム』ら平成ライダー15人と、ヒーロー像の原点を作り上げてきた『仮面ライダー1号』ら昭和ライダー15人が激突。人と人との繋がりと個人の意思を尊重し、その愛情と共に地球を守る正義を主張する平成ライダー、そして己の感情を切り離し、地球の秩序と正義のみを信念に戦い続ける昭和ライダー――平成と昭和が互いに信じる正義対正義、世代を超えて受け継がれてきた『仮面ライダー』の魂と歴史の集大成というべき、真の仮面ライダー同士の大決戦となる。

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