「ミレニアムズ」が枠移動、オードリー若林「同期でがんばってます」

4月よりバラエティ番組「ミレニアムズ」（フジテレビ）の放送が、現在の土曜夜から月曜深夜に移動する。

オードリー、ウーマンラッシュアワー、ナイツ、流れ星、南海キャンディーズ山里の同期9名が集結し、昨年2014年10月に始動した「ミレニアムズ」。数々の人気コーナーや名物キャラクターを生み出し、着実にお笑いファンの評価を高めている。メンバーの結束もますます深まる中、枠移動によって新たにどんな笑いが生み出されるのか。

東京・フジテレビにて先日、番組収録の合間にお笑いナタリーが9名に話を聞いた。自身が出演するコーナーを中心にこれまでの放送を振り返ってもらったが、ナイツ土屋が「同期」という言葉を使って突如なぞかけを始めたことから、ほかのメンバーも全員「同期」をもじらざるを得ない異様な展開となった。

「ミレニアムズ」メンバーのコメント

──「ミレニアムズ」がスタートしてからの約半年間について、ご自身が出演されているコーナーを中心に、お1人ずつ振り返っていただければと思います。

オードリー若林：こういうときに話すのは、まずはツッチー（＝ナイツ土屋）からだよね？

ナイツ土屋：そんなルールなかったですけど（笑）。「傷点」という大喜利企画に出ていまして、これは僕がうまいことを言うコーナーなんです。なので「ミレニアムズ」とかけまして、「犯行の目的」と解きます。どちらも“どうき（同期・動機）”が大事です。

一同：おー！

若林：これ、うまいこと言う流れになっちゃうので、ちょっとやめてもらっていいですか？（笑）

──では次に塙さん、よろしくお願いします。

ナイツ塙：僕は「解散怪人ハナワーン」という（芸人に解散を迫る）コーナーを楽しくやらせてもらっています。まだいっぱいいますよ、狙ってる芸人。たとえば、じゅんいちダビッドソン（笑）。

土屋：解散もなにもピンだから！

塙：で、本当に怖がってる芸人さんがいるらしいんですよ。ビックリして“動悸”が乱れる。

土屋：うまい！

オードリー春日：（カスミのキャラクターに扮しながら）そうね、私は「カスママ」っていうトークコーナーで、（ゲイバーのママの）カスミとして出てるんだけど、いろんなところから声をいただいて。5歳の女の子からも「カスママが好き」って、月に叫ぶシーンの似顔絵が送られてきたの。ご年配の女性からも「化粧の乗りがいい」と言われたり。やっぱり「カスママはいい」という声があるわ、“どう、聞”いてもね。

流れ星・ちゅうえい：マジかよ！

春日：（ドウキを）ずっと探しながら喋ってたの。あ、「美男子キッチン」もいいわよ。

南海キャンディーズ山里：パスタぶん投げるやつでしょ。

春日：あれは本当のハプニング。

山里：「カスママ」に関しては、マツコ・デラックスさんも素晴らしいと言ってくれてました。本物のオネエの方に絶賛されてます。

春日：オネエのDNAが流れてるみたい。

若林：僕はコントをあんまりやったことがなくて、やり方がわかんなかったんですけど、みんなで教わりながらやらせてもらってます。今回、枠移動ということで、正念場だと思って、このあとのワンクールは勝負だなと思ってます。で、“ドン・キ”ホーテの話なんですが……。

山里：ボケの広がり作らないでよ！（笑）

ウーマンラッシュアワー・中川パラダイス：若林さんと一緒にラップで（流れ星の）瀧上さんをイジる「ディスラップ」がすごく楽しい。細いズボンに上半身裸でサングラスかけて金髪にして、ラッパーの格好をして。今日の収録では、リムジンで水着の女の子が隣に座って、僕はこのためにお笑いやってきたんやな、って初めて思った。

若林：あのとき、パラちゃん（＝中川パラダイス）、がっつり勃起してたんじゃない？（笑）

ウーマンラッシュアワー村本：勃起と同期、かけてるんじゃないよ！（笑）

春日：うまい。

山里：困るなあ。

村本：僕は（人付き合いが苦手な人に送る）「ミレニアムズ講座」というのをやらせていただいてるんですけど、すごく好評で。オンエアのたびにTwitterで、すごい数の褒め言葉が届くんです。で、相手のプロフィールを見てみたら、みんな自分の顔写真ではなく、アニメとかケータイゲームの絵を載せてる。闇の住民たちからの支持を集めています（笑）。今度そのみんなで、びっくり“ドンキー”に行きたいと思います！

若林：あったねー。

流れ星・瀧上：勃起で終わってよかったのに！

山里：僕もコントはほぼ初めてで、「カスママ」でキャラになるのも楽しいです。キャラになると本来言わなくていいことを自分も言っちゃうし、それに引っ張られた皆さんから「そこまで言ってくれるんだ」ということを引き出せるのも発見です。でも、こんなことばっかりやってたら、いつか急に“鈍器”で殴られたりするんじゃないですか？

若林：急だよ、おまえ！（笑）

瀧上：僕は「さいこ」（若林演じる山里ファンの女子）のママ役で出てて……。

塙：え、出てないだろ？

瀧上：出てないってなんだよ！ 俺ボケてねーよ！（笑） そこで女装させてもらうんですけど、気持ちが入って女の子みたいになって自然に内股になるんです。女装すると自分が男か女かわかんなくなるので、男か女か“どっき”だよ！って……。

──あ、瀧上さんはもう大丈夫です。

一同：（笑）

ちゅうえい：僕はありがたいことにいろんなコーナーやらせてもらっています。「業界ウォッチ」「ミレニアムズニュース」の曇空雨子、「カスママ」「天秤ちゃん」、全部思い入れありすぎて、どれが一番好きかなあ。「♪どれにしようかな神様……なんていない レッツチョイスパーティナイト！」（笑）。え、好きなおでんですか？ がんも“どーき”です。

一同：がんもどーき!?

──最後にキャプテンの若林さん、ぜひ新たなスタートを切る「ミレニアムズ」への意気込みを聞かせてください。

若林：ええ、みんな同期でがんばってるんで、枠移動は逆にチャンスだと思ってるんですよ。深い時間になりますし。後先考えずに、移動してワンクール、ツークールと、みんなで全力でやっていきたいと思っています。番組を好きって言ってくれる人はいっぱいいて、工藤公康（く“どうき”みやす）さんも……すみませんウソです（笑）。とにかくチャンスなので、がんばりますよ。

塙：最後に「みんなでがんばるぞ、エイエイオー！」って入れておいてもらえますか？