米陸軍兵士の隔離開始、エボラ熱対策任務終了後に

米陸軍兵士の隔離開始、エボラ熱対策任務終了後に
 10月27日、米国防総省は西アフリカでエボラ熱対策の任務についた陸軍兵士を終了後に隔離する措置を開始した。写真は派遣前に訓練に臨む兵士ら。ケンタッキー州で9日撮影(2014年 ロイター/Harrison McClary)
[ワシントン 27日 ロイター] - 米国防総省は27日、西アフリカでエボラ出血熱封じ込めに向け派遣された米陸軍兵士を現地での任務終了後に隔離する措置を開始したことを明らかにした。
エボラ熱の症状を発症していない兵士も全員隔離される。
これまでに10人程度の兵士がイタリアのヴィチェンツァ基地の一角に隔離されたという。
また、数日中に、新たに西アフリカでの任務を終える部隊も隔離されるという。
同省報道官によると、これまでに感染の可能性があるケースは確認されていないとしたうえで、今回の措置は予防的措置で、検疫ではないと説明した。
同措置は現在、西アフリカでの任務を終える陸軍兵士のみに限定されているが、米軍関係筋はロイターに対し、米軍全体を対象とする討議が行われているという。

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