パナソニック、ヘルスケア事業の一部をコニカミノルタに譲渡

[東京 26日 ロイター] - パナソニック<6752.T>は26日、医療機器を手掛ける完全子会社「パナソニックヘルスケア社」の超音波診断機器事業をコニカミノルタ<4902.T>に売却すると発表した。
2014年1月1日付で譲渡する。売却額は非公表。同事業の人員は約200人弱だが、移管人数は今後詰める。コニカミノルタは、パナソニックの資産をベースに同事業の拡大を図り、2─3年以内に100億円規模の事業にすることを目指す。
同時にパナソニックはヘルスケア社の補聴器事業を来年3月31日付でグループ内移管すると発表した。パナソニック傘下で、固定電話やテレビドアホンなどネットワーク機器や公共システムを手掛ける子会社に移管する。補聴器事業の人員は約300人。
パナソニックはヘルスケア社の株式の一部売却を検討しているが、超音波診断機器事業はコニカミノルタに譲渡し、医療機器とのつながりの薄い補聴器事業はパナソニックグループに残すことになる。売却対象は、血糖値センサー、電子カルテシステム、バイオメディカ機器の主力事業が中心になる見込み。

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