台湾のHTC<2498.TW>が約4年ぶり安値、業績見通しの悪化で=台湾株式市場

 [台北 7日 ロイター] 7日の台湾株式市場で、スマートフォン(多機能携帯端末)メーカー、宏達国際電子(HTC)<2498.TW>が値幅制限いっぱいまで急落した。2営業日連続の大幅な下落で、約4年ぶり安値を付けた。3日に第3・四半期が23%の減収となるとの見通しを発表したことが影響した。
 HTC株は0120GMT(日本時間午前10時20分)時点で7%下落し、2008年11月以降で最低の240.50台湾ドルを付けた。同社株は2011年4月には1238.10台湾ドルに達していた。
 同社は米アップルや韓国のサムスン電子<005930.KS>との競争にさらされており、第3・四半期は売上高が700億─800億台湾ドル(23億─27億ドル)になると予想。第2・四半期の910億台湾ドル、トムソン・ロイター調査の予想平均の925億1000万台湾ドルを共に下回っている。

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