米GEが54億ドルで家電事業売却へ、中国の青島ハイアールと合意

米GE、54億ドルで家電事業売却へ 中国の青島ハイアールと合意
 1月14日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、家電事業を54億ドルで、中国の白物家電メーカー、青島海爾(ハイアール)に売却することで合意したと明らかにした。写真はGEのロゴ。イリノイ州で2014年9月撮影(2016年 ロイター/Jim Young)
[14日 ロイター] - 米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、家電事業を54億ドルで、中国の白物家電メーカー、青島海爾(ハイアール)に売却することで合意したと明らかにした。
GEは非中核事業の売却を急ぎ、テクノロジー企業への転身を図る。
GEは家電事業を欧州同業のエレクトロラックスに33億ドルで売却することで合意していたが、規制当局の反対を受けて撤回した経緯がある。
事業の売却は完了後に税引き後の1株利益約0.20ドルをもたらすという。
GEは売却益と2016年のリストラ費用を相殺する計画。
ハイアールは全額現金で支払う。同社による買収としては過去最大の案件。
ハイアールはGEアプライアンシズのブランド名を引き続き利用するほか、事業の拠点も米ケンタッキー州ルーイビルに残す。
GE家電事業の昨年の売上高は59億ドルで、米国の白物家電市場ではワールプール次ぐ2位。ハイアールは老舗の家電事業買収により、5%未満にとどまっている米市場のシェアを一気に強化したい考え。
*内容を追加します。

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