サッカー=ドイツ協会、FIFAへの支払い説明できず

サッカー=ドイツ協会、FIFAへの支払い説明できず
 サッカーの2006年W杯招致で、買収行為疑惑が浮上しているドイツ・サッカー協会のボルフガング・ニールスバッハ会長は、FIFAに対する670万ユーロの支払いについて、説明はできないと発言した(2015年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 22日 ロイター] - サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)招致で、買収行為疑惑が浮上しているドイツ・サッカー協会(DFB)のボルフガング・ニールスバッハ会長は22日、国際サッカー連盟(FIFA)に対する670万ユーロ(約8億9800万円)の支払いについて、現時点では説明はできないと発言した。
同会長は、独誌シュピーゲルが先週報じた買収資金の存在を否定したものの、2005年のFIFAに対する支払いには不透明なところがあると認めた。DFBは、大会中の文化活動のためと主張している。
ニールスバッハ会長は「質問を避けているような印象は与えたくないが、今日はまだ完ぺきな説明をすることはできない」とコメント。「自分自身にも、この出来事に対する疑問はある」とし、法律事務所に調査を依頼していると話した。FIFAの受け取った資金の使途についてもわからないという。
W杯ドイツ大会の招致委員会会長を務めたフランツ・ベッケンバウアー氏も関与が疑われている。

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