日本

駐日韓国文化院では、韓国の食文化の中でも欠かせないテンジャン(味噌)とカンジャン(醤油)が熟成する過程を韓国文化院4階のハヌル庭園で公開します。

 


韓国のテンジャン(味噌)カンジャン(醤油)を作るために必要な材料であるメジュ(味噌玉)は大豆を発酵させて作ります。一般的に陰暦の10月にメジュを作ります。まずきれいで状態の良い大豆を厳選し、一晩水に漬けて膨らませてから茹であげ、臼に移して大豆の形が完全にはなくならない程度につきます。その後一定の大きさ(形は家庭ごとに異なりますが、六面体が多いようです)にし、およそ40日余り発酵させます。発酵させたメジュをさらに食塩水に入れて40~50日間発酵・熟成させれば、そのメジュがテンジャン(味噌)となり、残った食塩水がカンジャン(醤油)になります。
カンジャン(醤油)は沸かしてから他の甕に入れて貯蔵します。

テンジャン(味噌)とカンジャン(醤油)は正月に作るものが一番美味しいと言われていることから、韓国文化院では陰暦1月末日である3月4日にテンジャン(味噌)とカンジャン(醤油)の醸造を開始し、醸造過程の中でも最も重要な熟成の過程を公開しています。

◇公開日時:2011年3月4日から熟成時まで(約40~50日間)
◇場所:韓国文化院4階ハヌル庭園チャンドクテ(甕置き場)

 *今回の醸造には韓国伝統飲食研究所で伝統飲食過程を修了した韓国伝統飲食専門家である林銀
     (イム・ウン)さんが参加されました。
 *今回は試験的に行うもので、1つの甕でのみ実施いたします。甕はガラス蓋を使用していますので、それを通して
      甕の中をご覧いただけます。(発酵過程上、蓋を開けることはできません。)