【取材日記】ソウル市響から改革のまな板にのせるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.11 14:09
2014年のソウル市響は憂鬱だ。年初にソウル市が明らかにした経営評価で支援機関中の最下位を記録した。8日には人事考課なしで昇進人事が行われていた事実が暴露された。その次は「ボス」たちのニュースが相次いだ。指揮者である鄭明勲(チョン・ミョンフン)芸術監督が海外活動のために市響の日程をいくつかキャンセルしたり変更したりしていたという事実が行政監査で明らかになった。弱り目にたたり目で、朴ヒョン貞(パク・ヒョンジョン)代表の暴言・セクハラ議論まで浮上した。
ニュースはここで終わらず、しつこく続いている。朴代表は自身の行為を正当化するために「鄭明勲背後論」を持ち出した。経営者である自身がソウル市響を立て直そうとすると鄭監督が市響を私的組織のように運営して自身を攻撃しているという主張だった。すると鄭監督は「話にもならないインタビューで、おかしな話が出ている」と反論した。