腸内細菌学雑誌
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ビフィズス菌含有大腸崩壊性カプセルの臨床的有用性
鮫島 由規則鮫島 隆志平川 あさみ丹羽 清志永田 祐一鮫島 加奈子松元 淳渋江 正
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2003 年 17 巻 2 号 p. 67-79

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抄録

ビフィズス菌は腸内腐敗の抑制, 免疫力の増強など宿主の健康維持に大きな役割を果たしている.今回, 筆者らは新しい形態のプロバイオティクスである「ビフィズス菌含有大腸崩壊性カプセル」を臨床応用する機会を得た.このカプセルを潰瘍性大腸炎に用いた場合, 腸内細菌叢に作用して腸内有用菌の増殖を促進するとともに, 腸内有害菌の増殖を抑制して腸内細菌叢のバランスが改善された.この結果, 腸内環境が浄化され, 症状の改善ならびにQOLの向上がもたらされた.

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© 財団法人 日本ビフィズス菌センター
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